ノード運用がもたらすエコシステム拡大への期待
暗号資産(仮想通貨)「Jasmy(ジャスミー)」がインキュベートするプロジェクト「JANCTION(ジャンクション)」は26日、新たなウェブプラットフォームとなる「My Node」の公開を発表した。
ジャンクションは、ユーザーが提供するCPUやGPUリソースの活用により、分散型AIインフラの構築を目指している。また、リソース提供者に対して適切な報酬を提供することで、持続可能なエコシステムの実現を図っているのも特徴だ。
ジャンクションは2024年10月にテストネットをローンチし、以降厳格なテストが行われている。参加した初期テスターには譲渡不可能なNFT(SBT)「ジャンクションパイオニアバッジNFT」が配布され、プロジェクトの参加者が評価される仕組みが用意されていた。
今回公開されたMy Nodeの詳細は明らかにされていないものの、公式Xの投稿では「厳格なテストネットフェーズを経て正式稼働」と言及。また、ジャンクションCEOの原田浩志氏が「ジャンクションのノードが稼働し始めた」と公式Xでコメントしていることから、ユーザーによるノード運用が本格的にスタートしたと考えられる。
ジャンクション公式サイトの「Explore」セクションでは、ノードの稼働状況や稼働時間を確認できるインターフェースがすでに整備されている状況だ。この機能により、ノード運用に参加するユーザーは透明性の高い情報をリアルタイムで取得できるようになる。
また、ジャンクションではノード運用からポイントを獲得できる仕組みが導入されており、リーダーボードや獲得ランクなどの情報も同セクションから確認できる。ポイントの具体的な用途は現時点では明らかにされていないが、将来的にトークンエアドロップやその他の特典に利用される可能性が示唆されている。
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