イーサリアム、強気相場サポートバンドを下抜け──アナリスト「短期的な弱気シグナル」

shoko-koyama
7 Min Read
画像はFreepikのライセンス許諾により使用
Highlights
  • 暗号資産アナリストのLucaは27日、イーサリアムが1日足の強気相場サポートバンドを下抜けたことで短期的な弱気シグナルが点灯したと指摘
  • 執筆時点のETH価格は約2,938ドルで推移し、数カ月間サポートとして機能してきた重要レベルを回復できず
  • 短期的には更なる下落または高位時間軸サポート圏内での調整継続が予想され、中期的な底値確認には3,122ドルのフィボナッチ水準回復が必要

暗号資産アナリストのLuca氏は27日、X(旧ツイッター)で、イーサリアム(ETH)が1日足チャートの強気相場サポートバンド(Bull Market Support Band)を下抜けたことで、短期的な弱気シグナルが発生したと分析を発表した。執筆時点のETHETH価格は約2,938ドルで推移している。

強気相場サポートバンド割れで短期的な弱気シグナル

Luca氏によると、イーサリアムの価格は低時間軸チャートで1日足の強気相場サポートバンドを下抜けており、「これは明確な短期的弱気のサインだ」と指摘。同バンドは数カ月間にわたり強力な反転ポイントとして機能してきたが、現在はこのレベルを回復できていない状況が続いている。

Luca氏は今後の見通しについて、「短期的には更なる下落、または高位時間軸サポート圏内(チャート上の緑色のゾーン)での調整継続が最も可能性の高いシナリオだ」と述べている。同ゾーンは過去に強いレジスタンスとサポートの両方として機能してきた重要なエリアとされる。

中期的な底値確認については、サポートバンドの持続的な回復、または0.618フィボナッチPOI(Point of Interest)の3,122ドル水準への回復など、明確な強さのシグナルが必要だと指摘。これらの条件が満たされない限り、中期的な底値は確認されないとの見方を示している。

イーサリアムは2025年8月に一時4,000ドル台後半を記録したが、その後調整局面に入り、現在は約2,900ドル台で推移。今回のテクニカル分析は、短期的な弱気シグナルを示しながらも、明確なサポートゾーンの存在を強調しており、市場参加者は3,122ドル水準の回復可否に注目している。

関連:ビットコイン、株式・金との歴史的相関から乖離──過去には10倍上昇も=著名アナリスト

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA

厳選・注目記事

YouTube

あなたのプロジェクトを広めませんか?

JinaCoinでは、プレスリリースや記事広告、バナー広告など複数の広告を提供しています。詳しい内容は下記お問い合わせページよりご連絡ください。