中米エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は18日、同国が1,090.19 BTC(約153億円相当)を追加購入したと自身のXアカウントで発表した。投稿には「Hooah!(フーアー)」とのみ記され、ビットコイン投資への強気姿勢を改めて示した。
過去30日で1,121 BTC増加

エルサルバドル政府のビットコイン戦略を管理する「Bitcoin Office(ビットコインオフィス)」の公式サイトによると、今回の購入により同国のビットコイン保有総量は7,474.37 BTC(評価額約1,047億円)に達した。
公開データによると、エルサルバドルは過去7日間で1,098.19 BTC(約154億円)、過去30日間で1,121.19 BTC(約157億円)を追加購入している。同国は市況に関わらず定期的な買い増しを続けており、長期保有戦略を堅持している。
ビットコインオフィス公式サイトでは、保有量の推移がグラフで可視化されており、11月以降の急激な増加が確認できる。同国は2021年9月に世界で初めてビットコインを法定通貨として採用して以来、継続的に購入を進めてきた。
ブケレ大統領は以前から「ビットコインを1日1枚購入する」戦略を掲げており、価格変動に左右されない積立投資を実践してきた。今回の大型購入は、その方針を大幅に上回る規模となっている。
同国のビットコイン戦略については、国際通貨基金(IMF)からリスクを指摘する声もあるが、ブケレ大統領は一貫して強気の姿勢を崩していない。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1 BTC=14,012,000円)




