世界最大のピザチェーンであるドミノ・ピザは11日、決済企業のxMoney(エックスマネー)と提携し、暗号資産(仮想通貨)および法定通貨での決済を導入すると発表した。暗号資産メディアDecryptが報じた。
キプロスで開始、欧州全域へ展開予定
提携はまずキプロスのドミノ・ピザで開始される。エックスマネーの埋め込み型決済ソリューションを活用し、ウェブサイトとモバイルアプリの両方で法定通貨、クレジットカード、Apple Pay、Google Payによる決済が可能になる。
ドミノ・ピザはWeb3への対応も進めており、エックスマネーを通じて暗号資産決済も可能になる。本格展開に先立ち、エックスマネーはSuiブロックチェーン上のUSDCなど高速確認が可能な通貨を優先する。
ドミノ・ピザ・キプロスのCEO、アリスター・リーチ氏は「顧客は決済に費やす時間を減らし、素晴らしいピザを楽しむ時間を増やすことができる」とコメント。
キプロスでの開始後、エックスマネーの決済技術は欧州大陸全体のドミノ・ピザ店舗に展開される予定。大手ブランドによる暗号資産決済の受け入れが拡大することで、ブロックチェーン技術の日常生活への浸透が加速する。
ドミノ・ピザは1960年に設立され、米国および90以上の国際市場で店舗を運営している。エックスマネーは欧州ライセンスを持つ決済企業で、同社が発行するXMNトークンはクラーケン、クーコイン、MEXCなどの取引所に上場している。




