日本では海外の暗号資産(仮想通貨)取引所に対する規制が厳しくなり、利用できる海外取引所が限られています。
一方で、国内の取引所では取り扱い通貨やサービスが限られており、思うように取引できないケースも少なくありません。そこで注目されるのが分散型取引所(DEX)です。
DEXを活用すれば、日本国内でも投資の選択肢を広げ、チャンスを逃さずに取引できます。今回は、おすすめのDEX 10選とその選び方・注意点について解説します。

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分散型取引所(DEX)おすすめランキング10選
分散型取引所(DEX)の数は年々増えており、それぞれのDEXによって特徴がことなります。
どのDEXを使えばいいか分からないという方のために、おすすめのDEX 10選をご紹介します。
おすすめの分散型取引所(DEX)ランキング10選
- Uniswap(ユニスワップ)
- Hyperliquid(ハイパーリキッド)
- PancakeSwap(パンケーキスワップ)
- Raydium(レイディウム)
- Infinex(インフィネックス)
- Curve Finance(カーブファイナンス)
- Jupiter(ジュピター)
- UniversalX(ユニバーサルX)
- GMGN.AI(ジーエムジーエヌエーアイ)
- ApeX Protocol(エイペックスプロトコル)
1位:Uniswap

取引所名 | Uniswap(ユニスワップ) |
独自通貨 | UNI |
サービス開始 | 2018年11月 |
提供サービス | スワップ取引、ファーミング、NFTトレードなど |
取扱通貨数 | 3000種類以上 |
最大レバレッジ | 未対応 |
追証 | 未対応 |
日本語対応 | あり |
公式サイト | https://uniswap.org |
公式アカウント | https://twitter.com/uniswap |
Uniswapは、2018年にローンチされたDEXで、DEXの中でも最も知名度の高いDEXの一つです。
2025年2月にはバージョン4(V4)が公開され、取引コストを99.99%削減し、新機能「フック」によりカスタマイズ可能な流動性プールを導入しました。これにより、流動性の最適化や手数料の自動調整が可能となり、DeFi開発の自由度が向上しています。
また、取り扱う仮想通貨の種類も1500種類以上と、セキュリティーや知名度はもちろん、取扱数量や流動性に至るまでバランスの取れたDEXです。
2位:Hyperliquid

取引所名 | Hyperliquid(ハイパーリキッド) |
独自通貨 | $HYPE |
サービス開始 | 2022年7月 |
提供サービス | 先物取引、現物取引、ステーキングなど |
取扱通貨数 | 150種類以上 |
最大レバレッジ | 50倍 |
追証 | なし |
日本語対応 | なし |
公式サイト | https://hyperliquid.xyz/ |
公式アカウント | https://twitter.com/HyperliquidX |
Hyperliquidは、2022年7月にローンチされたデリバティブ取引と現物取引、独自トークン「HYPE」のステーキングができるDEXです。オーダーブック方式を採用し、取引の透明性と安定性を確保しながら、最大50倍のレバレッジ取引を提供しています。
独自の「Hyperliquidチェーン」を基盤に、高速処理(1秒間に約20,000件)を実現し、セキュリティを強化。
また、150種類以上の通貨ペアに対応し、ビットコインやイーサリアムだけでなく、アルトコインやミームコインの取引も可能です。
2024年11月には独自トークン「HYPE」をポイントプログラム参加者などにエアドロップし、数千万ドル以上のエアドロを手にしたユーザーも多数いたため、SNS上でも大きな話題となりました。
取引手数料はメイカー0.001%、テイカー0.035%と低コストで、入金手数料無料(ガス代別)、出金手数料2USDC。CEXと同様の利便性を兼ね備えつつ、DEXならではの自己管理とセキュリティを両立したDEXです。
3位:PancakeSwap

取引所名 | PancakeSwap(パンケーキスワップ) |
独自通貨 | CAKE |
サービス開始 | 2020年9月 |
提供サービス | スワップ取引、ファーミング、先物取引、NFTトレードなど |
取扱通貨数 | 2800種類以上 |
最大レバレッジ | 最大1,001倍 |
追証 | なし |
日本語対応 | あり |
公式サイト | https://pancakeswap.finance/ |
公式アカウント | https://x.com/PancakeSwap |
PancakeSwapは、独自トークン「CAKE」のステーキングの高利回りで人気を集めるDEXです。
多くのDEXでステーキング機能が提供されていますが、CAKEの金利は特に高く、多くのトレーダーが注目しています。
PancakeSwapは、バイナンスがサポートするBSC(バイナンススマートチェーン)上に構築されており、手数料が安い上に高速な取引をできるのが特徴です。
ちなみに、PancakeSwapの影響で取引量が一時的にイーサリアムのブロックチェーンを上回るほどの盛り上がりを見せました。
PancakeSwapでは、仮想通貨の交換、流動性の提供、CAKEのステーキング、宝くじ、IFO(新規トークン販売)、NFT取引など、いろいろなサービスを提供しています。
4位:Raydium

取引所名 | Raydium(レイディウム) |
独自通貨 | RAY |
サービス開始 | 2021年2月 |
提供サービス | スワップ、先物取引、流動性提供、ステーキング |
取扱通貨数 | 600種類以上 |
最大レバレッジ | 50倍 |
追証 | なし |
日本語対応 | あり |
公式サイト | https://raydium.io/ |
公式アカウント | https://x.com/RaydiumProtocol |
Raydiumは、Solanaブロックチェーン上に2021年2月にローンチされたDEXです。
2025年1月時点で20億ドル以上の資金が集まり、Solana上で最大級のDEXとなっています。
Raydiumでは、仮想通貨のスワップ、永久先物取引、流動性提供、ステーキングなどが可能です。
特に、永久先物取引では最大50倍のレバレッジを活用でき、業界最安水準の手数料で80種類以上の銘柄を取引できます。
また、独自のトークン「RAY」も発行しており、高い流動性と多機能性を兼ね備えたSolanaエコシステムの中心的なDEXとして、多くのトレーダーや投資家に利用されています。
5位:infinex

取引所名 | Infinex(インフィネックス) |
独自通貨 | 未発表 |
サービス開始 | 2024年 |
提供サービス | ウォレット、SwapSwidge(Swap+Bridge)、エアドロップ、レンディング(予定) など |
取扱通貨数 | 1,000種類以上 |
最大レバレッジ | レバレッジ取引対応予定 |
追証 | なし |
日本語対応 | なし |
公式サイト | https://infinex.xyz/ |
公式アカウント | https://x.com/infinex_app |
Infinexは、スワップ・ブリッジ・ウォレット・レンディングなどのDeFi機能をワンストップで提供する総合プラットフォームです。
CEXの利便性とDeFiの分散性を兼ね備え、チェーンを超えた取引がシームレスに可能です。
特に、Swidge(スウィッジ)機能を活用することで、異なるチェーン間の仮想通貨交換を1回の操作で完了でき、利便性が高いです。
また、パスキー認証を採用し、ウォレット開設やパスワード入力不要で簡単にアクセスできます。
さらに、ガバナンスポイント「XGP」を貯めると、独自NFT「Patron NFT」と交換でき、スウィッジのネットワーク手数料が無料になるほか、エアドロップの特典やガバナンス投票権も付与されます。
今後は、法定通貨による取引、マージン・先物取引、NFTトレード、ステーキング、イールドファーミングなど多様な機能を追加予定されており、かなり成長が期待できるDEXの一つです。
6位:Curve Finance

取引所名 | Curve Finance(カーブファイナンス) |
独自通貨 | CRV |
サービス開始 | 2020年1月 |
提供サービス | スワップ、流動性提供など |
取扱通貨数 | 150種類以上 |
最大レバレッジ | 未対応 |
追証 | 未対応 |
日本語対応 | なし |
公式サイト | https://curve.fi/ |
公式アカウント | https://x.com/CurveFinance |
Curve Financeは、Ethereumブロックチェーン上のDEXで、AMM(自動マーケットメーカー)を採用し、低コストでの取引を可能にしています。
特にステーブルコインのスワップと流動性提供に特化しており、取引手数料はわずか0.04%と業界最低水準です。
また、流動性提供者はLPトークンをステーキングし、CRVトークンを獲得、その後にロックすることで報酬を増やすこともできます。
さらに、ステーブルコインに特化しているため、流動性が安定し、価格変動リスクが少なくインパーマネントロスの影響を受けにくいのが大きなメリットです。
これらの特徴から、Curve Financeは多くのDeFiユーザーに利用されています。
7位:Jupiter

取引所名 | Jupiter(ジュピター) |
独自通貨 | JUP |
サービス開始 | 2021年10月 |
提供サービス | スワップ、先物取引、流動性提供など |
取扱通貨数 | 4,000種類以上 |
最大レバレッジ | 100倍 |
追証 | なし |
日本語対応 | あり |
公式サイト | https://jup.ag/ |
公式アカウント | https://x.com/JupiterExchange |
Jupiterは、Solanaブロックチェーン上に構築された主要なDEXアグリゲーターで、複数のDEXから流動性を集約し、ユーザーに最適な取引価格を提供します。
これにより、Solanaエコシステム内での取引効率が向上し、スムーズかつ低コストなスワップが可能になります。
また、Jupiterはガバナンストークン「JUP」を発行し、トークン保有者が流動性計画やエコシステム運営に参加できる分散型ガバナンスを導入。
さらに、エアドロップイベント「Jupuary」を定期的に開催し、JUPトークンを配布することで、コミュニティの拡大と活性化を図っています。
加えて、クロスチェーン機能を備え、Solanaと他のブロックチェーン間でのトークン移動をスムーズできる仕様となっています。
高速かつ低コストな取引環境を活かし、DeFiユーザーやトレーダーにとって、利便性の高いDEXとして注目されています。
8位:UniversalX

取引所名 | UniversalX(ユニバーサルX) |
独自通貨 | 未発表 |
サービス開始 | 2025年1月21日 |
提供サービス | スワップ、流動性提供など |
取扱通貨数 | – |
最大レバレッジ | 未対応 |
追証 | 未対応 |
日本語対応 | なし |
公式サイト | https://universalx.app/ |
招待コード | KADZ6K |
公式アカウント | https://x.com/UseUniversalX |
UniversalXは、2025年1月21日にローンチされたDEXで、複数のブロックチェーンをまたいだトークン取引を1つのアカウントでシームレスに実現できる革新的なプラットフォームです。
最大の特徴は「チェーンに依存しない取引」を可能にし、異なるチェーン間のブリッジなしで直接売買ができる点です。
また、ガス代を好きなトークンで支払えるため、わざわざ特定の通貨を用意する面倒な手間も不要です。
さらに、リアルタイムの市場分析ツールを搭載し、トークンの価格や流動性を即座に把握できるほか、ポートフォリオ追跡機能で取引パフォーマンスの管理やSNSでの共有も可能です。
シンプルで直感的な操作性により、初心者から上級者まで使いやすいUI(ユーザーインターフェイス)となっています。
9位:GMGN.AI

取引所名 | GMGN.AI(ジーエムジーエヌエーアイ) |
独自通貨 | 未発表 |
サービス開始 | – |
提供サービス | スワップ、データ分析、自動売買、パフォーマンス分析 |
取扱通貨数 | 3000種類以上 |
最大レバレッジ | 未対応 |
追証 | 未対応 |
日本語対応 | なし |
公式サイト | https://gmgn.ai/ |
公式アカウント | https://x.com/gmgnai |
GMGN.AIは、ミームコインの分析と取引に特化したDEXです。
大口投資家(スマートマネー)の取引履歴やトークンの詳細データを無料で提供し、価格変動の傾向や一定期間の上昇率など、投資判断に役立つ情報を簡単に確認できます。
また、ソラナ、イーサリアム、Blastなどの主要ブロックチェーンに対応しており、ウォレットやテレグラムと接続することで、トークンをそのまま売買することも可能です。
さらに、GMGN.AIを使えば、取引所に上場する前のトークンをいち早く発見したり、自分のウォレットの取引パフォーマンスを分析したりすることもできます。
保有資産やポジション状況を一目で確認できるだけでなく、ボットを活用した自動取引や取引通知機能も搭載されており、より戦略的な取引が可能です。
GMGN.AIがあれば、ミームコイン投資に必要な情報収集から実際の取引まで、すべてを一つのプラットフォームで完結させることができます。
10位:ApeX Protocol

取引所名 | ApeX Protocol(エイペックスプロトコル) |
独自通貨 | APEX、BANA |
サービス開始 | 2021年12月 |
提供サービス | スワップ、NFTトレード、流動性提供、ステーキング、先物取引など |
取扱通貨数 | – |
最大レバレッジ | 30倍 |
追証 | なし |
日本語対応 | あり |
公式サイト | https://apex.exchange/ |
公式アカウント | https://x.com/OfficialApeXdex |
ApeX Protocol(APEX)は、デリバティブ取引に特化したDEXで、最大20倍のレバレッジ取引に対応しています。取引の高速処理を実現するエンジンを搭載し、低コストでの取引が可能です。
また、イーサリアム、BNB Chain、Polygon、Arbitrum Oneといった複数のブロックチェーンに対応し、利便性が高いです。
さらに、ユーザーの取引履歴や実績を記録するSBT「ApeSoul」を導入し、信用の可視化を実現しています。
独自トークンとして、ガバナンストークン「APEX」と報酬トークン「BANA」を発行し、エコシステムを構築。
口座開設や本人確認が不要で、シンプルな操作画面を採用しているため、初心者でもスムーズに利用できます。日本語にも対応し、使いやすさを重視したDEXとして、多くのユーザーに支持されています。
おすすめの分散型取引所(DEX)を選ぶ基準
上記ではおすすめのDEXを10箇所を紹介しましたが、DEXを選ぶ上では以下の6つのポイントを基準に選ぶと失敗しにくいです。
- トークンの種類
- 取引の種類(現物取引・デリバティブ取引・貸し借り等)
- セキュリティー・信頼性
- 取引量・TVL・流動性
- 取引手数料
- UI(ユーザーインターフェイス)
以下では、それぞらのポイントについて詳しく解説します。
1.トークンの種類
取扱いトークンの種類が多いと、ビットコインやイーサリアムなどの主要銘柄だけでなく、新興プロジェクトのトークンやDeFi関連トークン、ミームコインなど、いろいろな選択肢から投資先を選べます。例えば、中央集権型取引所(CEX)では上場していないトークンや、上場していても日本居住者が取引所を使えずに購入できないケースも多いです。
また、新規プロジェクトのトークンはDEXで先行して取引が始まることが多く、価格上昇前に購入できるチャンスがあります。せっかく、期待できるプロジェクトだと分かっているのに、中央集権型取引所や取扱い銘柄が少ないDEXだとトークンの購入ができなくて、みすみす大きなチャンスを逃してしまいかねません。
そのため、取り扱っているトークンの種類が多いDEXを選ぶのがおすすめです。
2.取引の種類(現物取引・デリバティブ取引・貸し借り等)
DEXでは、現物取引に加えてデリバティブ取引やレンディング(貸し借り)など、色々な取引が可能です。そして、これらの取引を効率的に活用することで、より柔軟な資産運用ができます。例えば、デリバティブ取引ではレバレッジを活用することで、少ない資金でも大きなリターンを狙えます。
一方、レンディング機能を使えば、保有する仮想通貨を貸し出して利息を得ることができ、長期的に安定した収益を確保することもできます。
また、レンディングと先物取引を組み合わせることで、リスクヘッジもしやすくなり、市場の変動に対応しやすくなるというメリットもあります。そのため、ただ単に現物を売買できるだけではなく、デリバティブやレンディングなどの色々なサービスを提供しているDEXを選ぶと良いです。
3.セキュリティー・信頼性
DEXを選ぶ上ではセキュリティー・信頼性もかなり重要です。
DEXはスマートコントラクトを利用して取引を自動化しており、中央管理者がいないため、中央集権型取引所(CEX)のように運営側がハッキングされて資産を失うリスクはありません。
しかし、一方で、保証やサポートが受けられないので、DEXの場合、資産は全て自己責任で管理しなければなりません。つまり、仮に怪しいDEXにウォレットを接続して、資産が盗まれても中央集権型取引所のように保証をしてもらうことはできません。
そのため、自身でDEXのセキュリティー・信頼性を確認して利用する必要があるため、できるだけセキュリティーや信頼性の高いDEXを選ぶようにしましょう。
4.取引量・TVL・流動性
DEXを選ぶ際、取引量・TVL(総預かり資産)・流動性の多さも選ぶ上での重要な基準となります。これらが多いDEXでは、売買注文がスムーズに成立し、スリッページ(取引時の価格変動)が抑えられるからです。
また、流動性が高いことで売買が成立しやすく、希望する価格で取引できる環境が整っています。さらに、取引が頻繁に行われることで価格が安定し、大口注文による急激な価格変動のリスクが減るのもメリットの1つです。
ちなみに、TVLが多いDEXでは、新しいトークンペアや新たな取引サービス(ステーキング、ファーミング、レンディングなど)が追加されやすく、ユーザーにとって利便性が良くなっていく傾向にあります。
そのため、取引量・TVL・流動性についてもDEXを選ぶ上でのポイントとなります。
5.取引手数料
DEXを選ぶ際、取引手数料の安さも重要な基準の1つとなります。
DEXによって手数料の仕組みは異なり、スワップ手数料や流動性提供の手数料、ガス代などがかかる場合があります。例えば、EthereumベースのDEXではガス代が高騰しやすい一方、SolanaやBNB Chainを採用しているDEXでは取引手数料が比較的安く抑えることが可能です。
そして、手数料が安いDEXを選ぶことで、頻繁な取引や小額取引でもコストを抑えられ、利益が出しやすくなります。
また、手数料が低いDEXは流動性が高まりやすく、多くのユーザーが利用することで取引の成立がスムーズになりやすい傾向にあります。
6.UI(ユーザーインターフェイス)
UIが優れているDEXは、上級者だけではなく初心者でも直感的に操作でき、スムーズに取引が可能です。特に、ウォレットの接続やスワップ、流動性の提供、ステーキングといった操作が簡単にできる設計になっていると、初心者でも利用しやすく、結果的に多くのユーザーが使う事に繋がります。
さらに、スマホアプリやレスポンシブ対応が充実していると、PCだけでなくモバイル環境でも快適に取引できるので、外出時や移動時などでもトレードができて便利です。
逆に、どれだけ取扱い通貨が多く、セキュリティーがしっかりしていても、UIが悪いDEXは使われません。そのため、今後、長期的にDEXを利用するのであれば、できるだけUIのいいDEXを選ぶようにしましょう。
分散型取引所(DEX)を使う際の注意点
今後、日本国内では仮想通貨の取り締まりがどんどん厳しくなり、仮想通貨の投資をしていく上ではDEX活用の重要性がどんどん高まっていく可能性が高いです。
ただ、DEXには以下のような注意点もあるので、利用する際は事前に確認しておくことをおすすめします。
- 法律が整備されていない
- 税金の計算が複雑になる
- ハッキングのリスクがある
法律が整備されていない
日本国内の仮想通貨取引所(CEX)は、日本の法令に基づいて事業者登録を行い、利用者保護のための仕組みを整えることが義務付けられています。そのため、一定の基準を満たした企業のみが運営できる仕組みになっています。
一方、DEXは、ブロックチェーン技術を活用し、ユーザー同士が直接取引できる仕組みを採用しています。つまり、CEXのように運営会社が存在せず、管理者もいないため、法律の規制対象となる主体が存いません。
その結果、DEX経由でトラブルが発生しても、管理者に責任追及や規制を行う事ができないため、それらのリスクを理解した上で全て自己責任でDEXの利用する必要があります。
税金の計算が複雑になる
DEXの取引は税金の計算が複雑になってしまうので注意が必要です。例えば、DEXでは法定通貨を使えないため、仮想通貨同士の交換(スワップ)が基本となります。
そして、イーサリアムを別の仮想通貨に交換した際に、交換した仮想通貨の値上がり分だけではなく、イーサリアムの価格上昇分についても課税対象となります。
その他にも、ステーキングの報酬として仮想通貨を受け取った場合や、イールドファーミングの報酬や預けていた仮想通貨の値上がり分も課税されます。なかには、「仮想通貨を日本円にしなければ課税されない」と誤解している方も多いですが、仮想通貨同士の取引でも日本円基準で利益が出れば課税対象となる点には注意が必要です。
また、仮想通貨の税金に詳しい税理士も現状少なく、仮に税理士に相談しても適切な回答を貰えない可能性もあるので、自身で仮想通貨に関する税金の知識を身に付ける必要があります。
ハッキングのリスクがある
DEXはスマートコントラクトを利用して運営されていますが、プログラムの脆弱性を狙ったハッキング被害が発生する可能性はあります。
実際に、過去には数億ドル規模の資産がハッキングで流出した事例もあり、DEXを利用する際には、過去にハッキング被害がないか、監査を受けているプロジェクトかどうかなどを事前に確認することをおすすめします。
また、DEXにウォレットを直接繋いで取引するため、ウォレットを繋ぐ際はスキャムサイトではないかを事前に目視で確認するようにしましょう。
スキャムコイン(詐欺コイン)の購入リスクがある
CEXとは異なり、DEXでは誰でも自由にトークンを発行し、流通させることができます。
そのため、価格操作やラグプル(開発者が資金を持ち逃げする詐欺)のリスクが高いスキャムコインが多数存在します。特に、新規リリースされたばかりのトークンや、公式サイトやホワイトペーパーが存在しないトークンには注意が必要です。購入前にプロジェクトの情報をしっかり調査し、取引するトークンが信頼できるものであるかを確認しましょう。
分散型取引所(DEX)に関するよくある質問
DEXとは、中央管理者がいなくても、ユーザー同士で直接仮想通貨やトークンを交換できる取引所のことです。
DEXはイーサリアムなどのブロックチェーン技術を活用しており、スマートコントラクトと呼ばれる仕組みが使われています。
スマートコントラクトとは、特定の条件が満たされたときに、自動的に契約を実行するプログラムのことです。これにより、仲介者がいなくても安全に仮想通貨の取引をユーザー同士が直接できるわけです。
CEX(中央集権型取引所)は、企業が管理する一般的な仮想通貨取引所のことでユーザーは取引所に資産を預けて取引を行います。
そのため、CEXを利用するには、個人情報の登録や本人確認書類の提出が必要です。
一方、DEXでは資産を預ける必要がなく、ユーザー同士が直接取引する形となります。
CEXは、ユーザーの資金がCEXに集中しているので、ハッキングの対象になりやすく、また、取引所のセキュリティが不十分だと甚大な被害にあう可能性があります。
DEXはあくまでも個人が資産を管理するので、仮にDEXがハッキングにあったとしても、被害を防ぐことが可能です。
仮想通貨取引所(CEX)では、運営コストや利益を確保するために手数料が発生しますが、DEXは管理者が存在しないため、比較的低コストで利用できます。
また、CEXでは個人情報の登録や本人確認が必要ですが、DEXは仮想通貨ウォレットを接続するだけで誰でも利用可能で、年齢や居住地の制限もありません。
さらに、DEXでは流動性を提供することで報酬を得られる「イールドファーミング」という仕組みがあり、マーケットの流動性を確保する見返りとして取引手数料の一部を受け取ることができます。
つまり、低コストで自由度が高く、資産運用のチャンスもあるのがDEXのメリットです。
CEXでは日本円で仮想通貨を売買できますが、DEXは法定通貨に対応していないため、仮想通貨同士の取引しかできません。
そのため、最初に取引資金となる仮想通貨を用意する必要があり、結局は最初にCEXを利用しなければなりません。
また、DEXではユーザー自身が秘密鍵を管理する必要があり、資産の管理はすべて自己責任です。
そのため、秘密鍵を紛失したり、第三者に流出させてしまうと、全額資産を失ってしまう可能性があります。
また、CEXではユーザーサポートが充実しており、操作方法がわからない場合でも問い合わせが可能ですが、DEXには中央の管理者がいないため、基本的にサポートを受けることはできません。
操作画面も初心者向けではなく、専門的な知識が必要になることが多いため、ある程度のリテラシーが必要になります。
UniswapやPancakeSwap、Raydiumdなどの一部については日本語対応しているDEXもありますが、基本的には日本語対応はしてません。
そのため、もし英語だと分かりにくいという場合には、DeepL等の高精度な翻訳ツールをブラウザの拡張機能に登録して利用することをおすすめします。
ApeX Protocolなどの一部についてはスマホアプリで取引が可能です。ただ、ほとんどのDEXではスマホアプリがないので、基本的にはスマホのブラウザからDEXアクセスする必要があります。