ビットコイン、高値圏で価格の天井を示すパターン出現か【仮想通貨チャート分析】

廣野倭佳菜
19 Min Read

仮想通貨チャート分析

ビットコイン(BTC): 三尊(トリプルトップ)のネックライン維持されるか

ビットコイン(BTC USD) 週足チャート分析 2025年1月13日
ビットコイン 週足チャート分析 2025年1月13日

執筆時現在、ビットコイン価格は94,000ドル付近を推移している。

週足では、先週1週間で3.95%下落した。高値は102,711.85ドルで安値は91,210.17ドルだった。チャートは、上昇が一服した雰囲気になっており、92,000ドルを下限とした横ばい傾向となってきた。

RSIは現在63付近で、一度79付近に到達して以降は下落に転じたが、依然として高い水準を維持している。しかしRSIはデッドクロスを形成しており、今後週足レベルの長い目線で調整相場になる可能性も視野に入れる必要がありそうだ。

ビットコイン(BTC USD) 日足チャート分析 2025年1月13日
ビットコイン 日足チャート分析 2025年1月13日

ビットコイン価格は昨日の相場で前日比0. 06%下落したが、週末を通してボラティリティーの低い相場となった。日足では、10日金曜日に92,000ドル付近で反発した後、週末の相場では95,000ドル付近で推移した。ローソク足は高値圏で三尊を形成しているように捉えられることからも、今後もネックラインとなる92,000ドル付近でのプライスアクションが非常に重要となる。ネックラインを下抜けた場合は有効な売りシグナルになるだろう。

1週間後には、トランプ次期大統領の就任式が行われる。この1週間でどのような値動きを見せ、いくらの価格で就任式を迎えるのか、非常に注目となりそうだ。

イーサリアム(ETH):週足、月足三角持ち合いで推移継続

イーサリアム (ETHUSD)週足チャート分析 2025年1月13日
イーサリアム 週足チャート分析 2025年1月13日

執筆時現在、イーサリアム価格は、3250ドル付近を推移している。

週足では、1週間で10.14%下落した。高値は3744.8 13ドルで安値は3158ドルだった。月足三角持ち合い(白)の上限線で抵抗され、反発を見せた。昨年2回、3月と5月に三角持ち合いの上限線で抵抗された場面を確認すると、価格は最大で2800ドル付近まで落ち込んだことが確認できる。

現在は3200ドル付近で価格の維持を試みているが、今後の状況によっては、最大で2800ドルから3000ドル付近まで調整を深掘りする可能性があるだろう。

イーサリアム (ETHUSD)日足チャート分析 2025年1月13日
イーサリアム 日足チャート分析 2025年1月13日

日足では、昨日の相場で前日比0.47%下落し、引き続き3250ドル付近での横ばいが続いている。ビットコインと同様に三尊のようなチャート形状を形成していると捉えられる。

今後3250ドル付近でのサポートに失敗した場合、三尊のネックラインである3050ドル付近が意識されやすいと推測される。もし3050ドルを明確に下抜けてしまった場合、有効な下落サインとなるため、上昇トレンドを継続するためには3050ドルが最後の砦となりそうだ。

ソラナ(SOL):月足サポートが引き続き鍵に

ソラナ (SOLUSD)週足チャート分析 2025年1月13日
ソラナ 週足チャート分析 2025年1月13日

執筆時現在、ソラナの価格は186ドル付近を推移している。

週足では、先週1週間で11.67%下落した。引き続き週足上昇平行チャネル(黄)の中を推移している。ローソク足は月足の抵抗線(白)や短期移動平均線に支持されている状態だ。RSIは51付近を示し、史上最高値を更新した際の70付近から下落傾向にある。

ソラナ (SOLUSD)日足チャート分析 2025年1月13日
ソラナ 日足チャート分析 2025年1月13日

日足では、昨日の相場で前日比で0.22%上昇した。週末を通してボラティリティーの低い相場となり、横ばいを形成した。安値を4日連続で少しずつ切り上げており、目先の目標としては、安値切り上げの継続と、日足平行チャネル(緑)の上抜けになりそうだ。

シンボル(XYM):週足は急落から一服、日足は横ばい傾向続く

シンボル (XYMUSD)週足チャート分析 2025年1月13日
シンボル 週足チャート分析 2025年1月13日

シンボルは、執筆時、現在0.0172ドル付近を推移している。

週足では、先週1週間で8.65%下落した。下落が一段落し、ローソク足は横ばい傾向になっている。RSIやMACDを見ても横ばいになっており、方向感のない相場が続いている。

しかし、安値の切り下げと高値の切り下げが発生しているため、目線は依然としてやや下方向と考えられそうだ。下位足でもまだトレンド転換のサインは確認できていないため、下落が続く場合は週足平行チャネル(黄)の下限を試しに行く可能性が高まるだろう。

シンボル (XYMUSD)日足チャート分析 2025年1月13日
シンボル 日足チャート分析 2025年1月13日

日足では、昨日の相場で前日比2.33%下落した。

横ばい傾向だが、一度0.017ドルを実体ベースで下抜けているため、相場は依然として弱含み状態だと推測される。まず高値を結んだ線を上抜けなければならないだろう。

もし今後上昇し、日足でダブルボトムを形成することができれば、相場の流れが変わってくる可能性があると推測される。

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使用インジケーター

  • トレンドライン 
    • 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
  • 水平線 
    • 最高値or直近高値:ピンク 
    • 最安値or直近高値:水色 
    • レジサポライン:紫
  • SMA(単純移動平均線)
    • 短期(25日):青 
    • 中期(50日):赤
    • 長期(200日):緑
  • ボリンジャーバンド
    • 30SMA
    • 20SMA

使用オシレーター

  • MACD、RSI、出来高

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仮想通貨やFX、AI系について執筆活動をするWebライター。海外留学中に為替をはじめとした金融マーケット情報に興味を持ち、2023年に仮想通貨とFX業界に参入。市場動向を常に追いかけ、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を両方取り入れた市場解析やシナリオ構築が得意。
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