NYSE アメリカン上場のクリーンコア・ソリューションズ(ZONE)は7日、同社のドージコイン(DOGE)保有状況をアップデートし、10月6日時点で7億1,000万DOGE以上を保有していると発表した。現在価格で約1億8,800万ドル相当の保有額となり、2,000万ドル以上の含み益を計上している。
9月開始のトレジャリー戦略が急速に拡大
クリーンコアは9月5日に「公式ドージコイン・トレジャリー」を立ち上げ、わずか1カ月余りで7億枚超の大量保有を実現した。同社は当初から10億DOGE保有を目標に掲げており、現在約7割の達成率となっている。
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同社のクレイトン・アダムス最高経営責任者(CEO)は「トレジャリー・プログラムの初期段階は非常にプロダクティブで、保有量は7億1,000万DOGEを突破している。10億枚という最初のマイルストーン達成に向けて、オポチュニスティックに継続的に前進している」とコメントした。
トレジャリー戦略の実行のため、同社は9月5日に約1億7,500万ドルのプライベート・プレースメントを完了した(プレースメント・エージェント手数料等控除前)。この資金をもとに、規律あるフェーズド・アプローチによってドージコイン購入を実施している。
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購入・保管・取引にはビットスタンプ・バイ・ロビンフッド(HOOD)とのパートナーシップを活用し、トレジャリーの透明性と安全性を確保している。同社は単純な保有量増加だけでなく、長期的な時価総額対純資産価値(mNAV)の向上を重視した戦略を展開している。
7億1,000万DOGEという大量保有は、ドージコインのサーキュレーティング・サプライに対して相当な割合を占める。同社は長期目標として「ドージコイン流通供給量の最大5%確保」を掲げており、デジタル・アセット分野でのリーディング・ポジション確立を目指している。
わずか1カ月で10億枚目標の7割を達成したペースを考慮すると、同社のアグレッシブな購入戦略がドージコイン市場に与えるインパクトは今後も注目される。