サークル、ステーブルコイン特化のブロックチェーン「Arc」を発表

shoko-koyama
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ステーブルコイン発行大手Circle(サークル、NYSE: CRCL)は12日、ステーブルコイン金融に特化したオープンなレイヤー1ブロックチェーン「Arc」の開発を発表した。

USDCをネイティブガスとする革新設計

Arcは企業グレードのステーブルコイン決済、外国為替(FX)、資本市場アプリケーション向けの基盤として設計されている。最大の特徴は、サークルのステーブルコインUSDCをネイティブガスとして使用する点で、従来のブロックチェーンで必要だった複雑なトークン変換プロセスが不要となる。

技術的には、EVM(Ethereum Virtual Machine)と互換性を持ち、統合されたステーブルコインFXエンジン、サブセカンド(1秒未満)の決済ファイナリティ、オプトイン・プライバシー制御機能を備える。

「Arcの導入は、サークルがインターネット金融システム向けのフルスタック・プラットフォームを提供する旅路における決定的な瞬間です」と、Co-Founder兼CEO兼会長のジェレミー・アレア氏は述べている。

Arcは今秋にパブリックテストネットでローンチ予定で、既存の数十のパートナーブロックチェーンとの相互運用性も維持される。同四半期にはUSDC流通量が前年同期比90%増の613億ドルに達しており、ステーブルコイン需要の拡大を背景とした戦略的な取り組みといえる。

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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