- リップル(XRP):1時間足長期HMA割れで2.105ドル目安の下落に警戒
- ビットコイン(BTC):1時間足短期HMAが抵抗化、118,000ドル上抜けが焦点
- イーサリアム(ETH):1時間足中期HMAが壁、3,950ドル割れなら下落再開
- トンコイン(TON):1.725ドル割れで下落加速、1.62ドル付近が下値候補
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.105ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在2.17ドル付近を推移している。昨日早朝の下落後、2.105ドル付近を下限として短期的な上昇となっていたが、日足中期HMAで反発し、再び1時間足長期HMA付近まで下落している。
現在は1時間足長期HMA付近で下落を止めている状態にあるものの、4時間足や日足レベルでは下落圧の減少がまだ見られず、1時間足長期HMAを下抜けする可能性が高い。1時間足長期HMAを明確に下抜けし、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立した場合、短期的には2.105ドル付近まで下落する展開が想定される。
中長期的には、4時間足ボリンジャーバンドが収縮を開始していることから、2.065ドル付近が直近の下限となる可能性が高い。一方で売り圧は依然として強いため、中長期で一旦下げ止まりを見せた場合でも、引き続き売り目線を継続する必要があると判断する。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA、1時間足中期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 90,000ドルから89,000ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA、もしくは1時間足中期HMA直上
ビットコイン(BTC)は現在、91,900ドル付近を推移している。昨日は一時90,000ドルを割れたものの、その後は下落圧が後退し反発。だが、戻りの上昇は前回安値ラインの93,500ドル付近で抑えられ、上値の重さが意識されている。
1時間足では一度1時間足長期HMAを上抜けたことで短期的な下落リスクがやや後退した状態にある。しかし、93,500ドルで反発が止まり、4時間足ではレジサポ転換が意識される形となっているため、今後1時間足長期HMAおよび1時間足中期HMAを明確に下抜ける場合、短期目線で再び下落に傾きやすい局面だ。ショートエントリーの条件は1時間足長期HMA・中期HMAの下抜けで、下値の目安は90,000ドルから89,000ドル付近を想定する。
中長期的には4時間足MACDにダイバージェンスが発生しており、日足では前日に下落否定のローソク足が出現している点から、短期的に下落が進んだとしても90,000ドルから89,000ドルのゾーンでは一端の下げ止まりや横ばい移行の可能性がある。ただし、これは日足レベルでの下降トレンドの押し目形成に過ぎず、引き続き中期的には売り優勢の地合いと判断する。今後の下落局面では83,200ドル付近までの調整も視野に入れた戦略を準備しておくべきだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,900ドルから4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(2,850ドル付近)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、3,060ドル付近で推移している。昨日は3,000ドルを一時割れた後に反発し、短期的に日足短期HMAを上抜けたものの、その水準を維持できず再び下抜けしており、上昇優位には転じきれない値動きが続いている。
足元では1時間足中期HMAと1時間足長期HMAが価格直下に位置しているため、すぐに下落へ向かうというよりは、このHMA帯を明確に割るまで下方向の勢いは出にくい展開だ。ただ、4時間足では前回高値を更新できず、日足では下降トレンドが継続している構図となっている。そのため、今後1時間足長期HMAを下抜け、1時間足レベルで下降トレンドが成立する場合、再び下落の勢いが強まりやすく、2,900ドルから4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近の2,850ドル付近までの下値余地が生まれるだろう。
長期的には2,500ドルから2,380ドル付近までの下落余地が依然として残っている構図であり、上昇があったとしても日足上で戻り高値ラインの3,640ドル付近を上抜けない限り、優勢は戻り売り側に傾きやすいと判断する。短期的な上昇が入っても、日足の下降トレンドに沿った戻り局面に過ぎず、引き続き売り目線を維持して相場を観察するべき局面だろう。
トンコイン(TON)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA及び直近安値ライン(1.725ドル付近)を下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(1.62ドル付近)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
トンコイン(TON)は現在1.76ドル付近を推移している。昨日、直近安値を更新し1.725ドル付近まで下落した後、短期的な上昇に転じたが、日足短期HMA付近で反発し、足元では再び下落優勢の値動きとなっている。
現状、4時間足MACDでは売り圧の減少が示唆されており、直下に位置する1時間足長期HMAで下げ止まる可能性はある。ただ、日足短期HMAでの反発後、4時間足レベルでは高値切り下げが進んでいることから、1時間足長期HMAおよび直近安値ラインである1.725ドル付近を下抜けした場合、下落再開と判断できる。この条件を満たし、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立した際は、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近の1.62ドル付近までの下落が視野に入る。
一方、1時間足長期HMA付近で再び下げ止まる展開となった場合、4時間足レベルでは横ばい、もしくはやや上向きの値動きとなる可能性がある。ただし、この場合であっても日足中期HMAや4時間足長期HMAを上抜けしない限り、日足レベルでの下降トレンドは継続していると判断できるため、基本的には売り目線を維持し、次の下落に備える姿勢が必要となる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7




