- リップル(XRP):1時間足中期HMA下抜けで2.7ドルを試す下落継続
- ビットコイン(BTC):日足中期HMA維持で反発優勢、126,000ドルを目標
- イーサリアム(ETH):4時間足雲割れ確認で下落再開、3,850ドルが焦点
- ソラナ(SOL):217ドル割れで下落加速、日足長期HMAを試す展開
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを上抜けしない状態で下落に転じる
- 1時間足レベルで下降のダウ理論を形成
- 1時間足中期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.7ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直上
リップル(XRP)は現在、2.81ドル付近を推移している。昨日は下落基調を継続したが、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドで反発し、1時間足中期HMAを一時的に上抜けする動きを見せた。しかし、4時間足全体では依然として下落優勢のチャート構成が維持されており、短期的な戻り局面に過ぎない可能性が高い。
現状、1時間足MACDでは下落圧の鈍化が確認できるものの、1時間足長期HMAを上抜けできずに再び下落に転じた場合、下降のダウ理論が確立し、2.7ドル付近までの下落が想定される。この水準は直近安値かつボリンジャーバンドロワーバンドが位置するエリアであり、短期的な下げ止まりの目安となる可能性が高い。
ただし、2.7ドルを明確に割り込むような動きとなれば、下落圧力がさらに強まり、日足レベルでの下降トレンド継続に警戒が必要だ。その場合、次のサポート候補は2.34ドル付近であり、日足ボリンジャーバンドロワーバンドとも重なる水準であるため、ここでの反発有無が中期的な方向性を左右する展開になると見られる。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中・長期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足中期HMAと日足長期HMAがゴールデンクロス
- 日足中期HMAを割らずに日足短期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、121,300ドル付近を推移している。昨日一時的に日足長期HMAを下抜けたものの、その後反発し、現在は1時間足中期HMA付近から再び下落の値動きとなっている。4時間足ボリンジャーバンドが収縮傾向にあり、中期的にはレンジ相場を形成する可能性が高まっている。現状ではボリンジャーバンドロワーバンドと日足・4時間足長期HMAが交差する120,000ドル付近が下値の支えとして意識される展開だ。
仮にこの水準で下げ止まった場合、日足レベルで上昇転換への準備局面に移行したと考えられる。4時間足一目均衡表雲内を推移しつつ、日足中期HMAと日足長期HMAがゴールデンクロスを形成すれば、上昇トレンド再開の兆しとなるだろう。
その後、日足短期HMAを明確に上抜ければ上昇圧力が強まり、史上最高値の更新し、日足ボリンジャーバンドアッパーバンド(126,000ドル付近)到達を視野に入れる展開となる。
一方で、現状は複数の移動平均線に挟まれた不安定な状態であり、方向感が定まっていない。中期的なトレンド転換を待つ段階であり、安易なエントリーは避け、日足中期HMAの維持を確認してからのロングが望ましい局面である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMAと4時間足一目均衡表雲を下抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 1時間足レベルで可能トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3,850ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、4,340ドル付近を推移している。昨日、4時間足長期HMAを一時的に下抜けた後に戻したが、日足中期HMAに上値を抑えられており上昇は限定的だ。4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドおよび4時間足一目均衡表雲下端で下落が一時的に止まっているものの、日足中期・長期HMAの下で推移している点を踏まえると、中期的には下落優勢の展開が続いている。
今後、4時間足長期HMAおよび4時間足一目均衡表雲を明確に下抜けし、4時間足ボリンジャーバンドがエクスパンションを伴う形で広がる場合、下落トレンドが加速する可能性が高い。その際、日足一目均衡表雲をも下抜けする値動きとなれば、3,850ドル付近までの下落が視野に入る展開となるだろう。
さらに下落が進行した場合、3,850ドル付近には日足ボリンジャーバンドロワーバンドが位置しており、一旦の下げ止まりポイントとして意識される可能性がある。しかし、このラインを割り込むようであれば、日足レベルでの下落圧がさらに強まり、押し目形成後には2,900ドル付近までの調整も想定しておくべき局面である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲及び217ドルのサポートを下抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ソラナ(SOL)は現在、221ドル付近を推移している。昨日から短期下落の値動きが続いているが、日足一目均衡表雲上端および4時間足一目均衡表雲下端で下落が一時的に止まっている状況だ。
しかし、4時間足長期HMAより価格が下に位置しており、4時間足レベルでは下落優勢のチャート配置となっている。このため、今後さらに下落の値動きが進み、4時間足一目均衡表雲および217ドルのサポートを明確に下抜けし、それに伴って4時間足ボリンジャーバンドがエクスパンションを伴う形で広がる場合、日足長期HMA付近までの下落が想定される展開となる。
長期的には日足長期HMAのラインを維持できるかが焦点となる。維持できれば上昇再開への期待が残るが、下抜けした場合は下落圧が強まり、次のサポート候補である191ドル付近までの下落も視野に入れる必要があるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7