- リップル(XRP):1時間足で下降のダウ成立と日足短期HMA下抜けで2.73ドルへ
- ビットコイン(BTC):4時間足長期HMAと日足短期HMA割れで107,400ドル目標
- イーサリアム(ETH):15分足下降のダウ成立で4,200ドルを試す展開
- ソラナ(SOL):4時間足一目均衡表雲割れで197.5ドルを目標に下落
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 日足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.73ドル付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直上
リップル(XRP)は現在、2.82ドル付近を推移している。昨日の米雇用統計を受けて一時的に日足長期HMAを上抜けしたものの、23時ごろに急落し、早朝にかけて再び上昇を試みたが失敗した。その後は主要な移動平均線に挟まれ、方向感の乏しい展開となっている。
現状では4時間足・日足のMACDからも明確な方向は見えにくい。ただし日足中期・長期HMAを上抜けできない限り、売り優勢の流れが続くとみるべきである。そのため今後、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立し、さらに日足短期HMAを下抜けた場合には、2.73ドル付近までの下落が想定される。その際、損切り基準は日足短期HMA直上とするのが適切である。
長期的には、上述の下落シナリオが成立すれば下降再開の判断が強まる。特に4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴う場合には、2.34ドル付近までの下値余地を見込む展開となる可能性がある。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMAと日足短期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 107,400ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、110,730ドル付近を推移している。昨日はロンドン市場開場時間帯から強い上昇を見せ、米雇用統計が予想を大幅に下回ったことで金利引き上げ観測が後退し、資金が流入した影響から日足中期HMA付近まで上昇した。しかし勢いは続かず、日足中期HMAを突破できずに反落し、結果としてフェイクアウトの値動きとなった。
現在は110,500ドルのサポートラインで下支えされており、価格は主要移動平均線と4時間足一目均衡表雲の中に位置しており方向感に欠ける。ただし日足一目均衡表雲の上部は厚く、さらに日足中期HMA・長期HMAが上値を抑える構図となっていることから、相場の基調は売り優勢とみるのが妥当である。ショートエントリーは4時間足長期HMAと日足短期HMAを明確に下抜け、1時間足で下降のダウが成立した場面で検討したい。その際の利確目安は107,400ドル付近となる。
長期的な視点では、107,400ドルを下抜けが成立すれば4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴う可能性があり、その場合は101,500ドル付近までの下落余地も視野に入る。ただし短期的なサポート割れの確認と強い売りの勢いを見極めることが条件である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足以下で下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4,200ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、4,300ドル付近を推移している。昨日16時ごろから米雇用統計の発表にかけて上昇を見せたが、4,500ドルのレジスタンスを突破できず、23時ごろにフェイクアウトと見られる動きから下落へ転じた。
足元では主要な移動平均線の下に位置し、押し目形成後の下落再開の形状となっている。よって短期では15分足レベルで下降のダウ理論が成立すれば、4,200ドル付近を目標にショートエントリーが可能と判断する。エントリーの際は直近高値を損切り基準とするのが妥当である。
中長期的には4,500ドルをレジスタンス、4,300〜4,200ドルをサポートとしたレンジの範囲内にある。4時間足ボリンジャーバンドの収束が進む中で、バンドのエクスパンションを伴う強い値動きがない限りは、このレンジ帯での横ばい推移が続く可能性が高いだろう。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲を下抜け
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 197.5ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ソラナ(SOL)は現在、203ドル付近を推移している。昨日16時ごろから米雇用統計発表後まで一時的に上昇を見せたが、他銘柄と同様に急落に転じ、その後は日足中期HMAに支えられる形で下げ止まっている。
現状、日足MACDはダイバージェンスを示しており、4時間足MACDはマイナス圏に位置しているため、売り優勢の状態と判断できる。そのため今後、日足中期HMAを割り込み、4時間足一目均衡表雲を下抜けし、さらに1時間足レベルで下降トレンドが成立した局面では、197.5ドル付近を目標としたショートが有効と考える。
一方で、日足中期HMAを下抜けられない場合は、上値を日足短期HMAに抑えられながら横ばい推移となる可能性がある。この場合、明確な方向感が生まれるまでエントリーは見送りが適切となるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7