- リップル(XRP):1時間足長期HMAを基点に上昇波を形成し、日足中期HMAを上抜けすれば3.4ドルまで上昇視野。
- ビットコイン(BTC):4時間足長期HMAを上抜けできず、110,500ドル割れなら107,450ドルまで下落余地。
- イーサリアム(ETH):1時間足で下降トレンドを形成し、4時間足一目均衡表雲を下抜けすれば4,300ドル目安。
- ソラナ(SOL):1時間足一目均衡表雲で押し目形成後、1時間足中期HMAを突破すれば220ドルを目標に上昇。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中・長期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAより価格が上の状態で1時間足長期HMAを起点とした押し目形成
- 日足中期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3.4ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
リップル(XRP)は現在、2.97ドル付近を推移している。8月23日以降は方向感に欠ける展開が続いており、日足中期HMAあるいは日足長期HMAを明確に突破しない限りは、このレンジ的な値動きが継続する可能性が高い。
現状では、日足長期HMAの上に位置しており、日足短期HMAの下降波が不成立となっている。また、4時間足長期HMAおよび日足中期HMAがいずれも上昇の波形を維持している点を踏まえると、上昇再開の可能性が優勢と考えられる。そのため、今後1時間足長期HMAを基点とした押し目形成を経て、日足中期HMAを上抜けし、1時間足レベルで上昇トレンドが成立するならば、3.4ドル付近までの上昇が見込まれる。
ただし、日足長期HMAを明確に下抜けした場合には売り圧が強まり、再度下落局面に転じる可能性も残されている。現状はエントリーを急ぐのではなく、相場の方向性を見極める段階として慎重な姿勢が求められる。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMAを上抜けしない状態で下落に転じる
- 日足一目均衡表雲と110,500ドルを下抜け
- 日足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 1時間足レベルで下降トレンドを形成
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 107,450ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、111,580ドル付近を推移している。昨日は日足一目均衡表雲下端である110,500ドル付近で下落が止まり、一時的に反発して112,600ドルを試したが突破できず、再び雲下端付近へ押し戻されている。
現状、1時間足長期HMAを上抜けしたことで短期的な下落は収束したと判断できるが、4時間足・日足MACDはいずれも弱気基調を示しており、中長期では下降の押し目形成過程と考えられる。そのため、今後110,500ドルを明確に下抜けし、1時間足レベルで下降トレンドを再度形成する局面では、107,450ドル付近までの下落が視野に入る。
ただし、日足ボリンジャーバンドロワーバンドが収縮しながら110,500ドルに接近しており、下落継続には強い勢いによるエクスパンションが必要である。したがって、エントリーを検討する際にはバンドの拡大を確認するとともに、反発のリスクにも留意すべきである。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降トレンドを形成
- 4時間足一目均衡表雲を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4,300ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、4,530ドル付近を推移している。昨日は日足中期HMA付近で上昇を抑えられ下落に転じたが、4時間足一目均衡表雲下端で一旦の下げ止まりを見せている。
しかしながら、日足短期HMAおよび1時間足中期HMAの位置関係から下落優勢であり、さらに4時間足MACD・日足MACDも弱気基調を示している。このため、今後1時間足レベルで下降トレンドを形成しつつ、4時間足一目均衡表雲を下抜けする展開となれば、4,300ドル付近までの下落が見込めるだろう。
長期的には日足長期HMAを明確に下抜けしない限りは上昇トレンドが維持されていると判断できるが、直近の上昇波形が崩れつつあるため、日足中期HMAが再び押し目の支えとして機能するまでは慎重に見極めたい局面である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表雲付近まで下落しながら1時間足中期HMAが上昇の波を形成
- 上記値動き後、上昇に転じ1時間足中期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 220ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直下、もしくはエントリー時点での直近安値
ソラナ(SOL)は現在、208.7ドル付近を推移している。本日210ドルのレジスタンス突破に挑戦したが失敗し、一時下落した後、1時間足長期HMAを起点に再度反発上昇している状況だ。
現状では4時間足および日足レベルでのトレンドは依然として上昇基調にあり、210ドル付近までの上値試しは視野に入る。ただし、1時間足MACDや1時間足移動平均線の推移からは短期上昇トレンドが崩れかけている兆候も見られるため、210ドルで頭打ちとなり、中期的な押し目形成へ移行する可能性が高いと考える。
具体的には、一旦1時間足一目均衡表雲付近まで調整し、その後1時間足中期HMAが上昇波を形成した局面で再び上抜けする動きが理想的な展開となる。その場合、220ドル付近までの上昇を十分に見込むことができるだろう。
長期的には上昇トレンド環境にあるため、押し目からのロングを狙いやすい地合いである。しかし、日足ボリンジャーバンドがエクスパンションには至っておらず、かつ日足短期HMAとの価格乖離も小さいため、一気に強い上昇トレンドへと発展する可能性は限定的である点には留意が必要である。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7