- リップル(XRP):1時間足中期HMAからの戻り売りで雲下端までの下落余地
- ビットコイン(BTC):1時間足長期HMAを上抜けできず下落再開、111,900ドルが目標
- イーサリアム(ETH):中期押し目形成後、1時間足中期HMAを下抜けなら3,900ドルへ
- ソラナ(SOL):1時間足長期HMAを上抜けできず、166ドル割れを警戒
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMA付近で押し目形成
- 1時間足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲下端付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、2.88ドル付近を推移している。昨日夜に意識されていた3.0ドルのサポートを明確に下抜けて以降、短期的な下落が続き、2.9ドルをも割り込む展開となった。
4時間足でも下降トレンドを形成しており、下落圧力は依然として強い。今後は1時間足中期HMA付近で押し目を形成した後、1時間足短期HMAを下抜けする動きが見られれば、日足一目均衡表雲下端付近までの下落が視野に入る。
長期的な視点では、2.73ドルを下抜けするかどうかが焦点となる。2.73ドルを割り込んだ場合、日足レベルで下降トレンドが成立し、さらなる売り圧力が強まり2.34ドル付近までの下落が想定される。反発局面があったとしても、明確なトレンド転換シグナルが出ない限りは戻り売りスタンスを基本とすることが望ましい。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA、1時間足一目均衡表雲を上抜けしない状態で押し目を形成
- 1時間足中期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 111,900ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直上
ビットコイン(BTC)は現在、113,200ドル付近を推移している。直近では日足長期HMAで一旦反発したが、押し目形成後に再び下落し、重要サポートラインである112,600ドル付近に到達した。
112,600ドルは4時間足レベルでも意識されやすいサポート帯であるため、短期的にはこの水準で下落が一服する可能性がある。ただし、日足長期HMAを下抜けしており、中期的には下落圧力が強まっていると判断できる。
今後は、1時間足長期HMAおよび1時間足一目均衡表雲を上抜けせずに推移し、さらに1時間足中期HMAを下抜けする形となれば、再び下落基調が強まり111,900ドル付近までの値動きが想定される。特にMACDも弱気圏内で推移しており、戻り売り優勢の地合いが続いている点には注意が必要だ。
中長期的な視点では、日足長期HMAを上抜けしない限り下落基調は継続し、日足一目均衡表雲下端である110,560ドル付近までの下落を想定しておくことが妥当である。反発局面では戻り売りを意識し、トレンド再開のシグナルを見極めたい局面である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA付近で中期押し目形成
- 1時間足中期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3,900ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直上
イーサリアム(ETH)は現在、4,100ドル付近を推移している。昨日から1時間足レベルで下降トレンドが続いており、直近では4,165ドルのサポートを割り込み、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド直上まで下落した。
短期的には、1時間足レベルでの下落が一旦落ち着き、中期の押し目形成に移行する可能性がある。しかし、1時間足長期HMA付近で反発したとしても、その後1時間足中期HMAを下抜けする動きを見せれば再度下落し、3,900ドル付近までの下値を試す展開が想定される。MACDも弱気圏で推移しており、戻り売り優勢の環境が継続している点には注意したい。
長期的にはまだ完全な下降トレンドに移行したとは言い難いが、上昇再開を示す明確なシグナルは確認できていないため、日足短期HMAや4時間足一目均衡表雲を明確に上抜けするまでは売り優勢の展開が続く可能性が高い。したがって、中長期目線では戻り局面を利用したショート戦略を中心に相場を判断するのが妥当である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表雲、1時間足長期HMAを上抜けしない状態で押し目を形成
- 1時間足中期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 166ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直上
ソラナ(SOL)は現在180ドル付近を推移している。昨日日足一目均衡表雲の上端を明確に下抜けたことで下落トレンド入りの様相を見せたが、176ドル付近で下げ止まり、短期的には1時間足レベルの下降トレンドが一旦終了した形となっている。
4時間足においては依然として長期HMAを下抜けしており、上値の重さが確認できる。現状、日足・4時間足レベルでは明確な下降トレンドには至っていないものの、売り圧力が優勢であると判断できる。したがって、1時間足で一目均衡表雲や長期HMAを上抜けできずに押し目を形成し、中期HMAを下抜ける動きが出れば、再度直近安値を割り込み166ドル付近までの下落シナリオが濃厚となる。
長期的視点では、166ドルを下抜けした場合、4時間足レベルで確認できる押し安値も同時に割り込むこととなり、中長期での売り圧力が増加する可能性が高い。その場合、日足長期HMA付近(156ドル前後)までの下落も視野に入れるべきであり、戻り局面があったとしても安易なロングは避け、戻り売りを軸にした戦略が適切だと考えられる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7