- リップル(XRP):日足短期HMAが抵抗に、2.665ドル付近までの下値余地あり
- ビットコイン(BTC):戻りの勢い弱く、1時間足短期HMA下抜けで急落の可能性も
- イーサリアム(ETH):長期HMAを下抜ければ一段安、3,350ドルが次の攻防ライン
- ソラナ(SOL):161.2ドルのサポート割れ注視、方向感欠く中の下方警戒感
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲下端を突破せずに日足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直上
リップル(XRP)は現在、2.91ドル付近を推移している。現在の値動きは、4時間足の一目均衡表雲下端に上昇を抑えられ、上値の重い展開が続いており、短期的には売り優勢の状態にある。
足元では、1時間足一目均衡表雲下端および1時間足長期HMAによって一時的に下支えされているが、4時間足一目均衡表雲下端を明確に突破できず、なおかつ日足短期HMAを下抜ける動きが出た場合には、次の下値ターゲットとして4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドが位置する2.75ドル付近までの下落が想定される。
中長期的には、2.665ドルを割り込んだ場合に注目すべきは日足長期HMAである。このラインで反発が入れば上昇再開の可能性が残るが、もし下抜けるようであれば、長期的にも下落の勢いが増す展開となる可能性が高い。サポートとレジスタンスの転換が起こり得る局面として警戒が必要だ。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足短期HMA下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 111,900ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、113,850ドル付近を推移している。昨日夜に1時間足中期HMAを起点とした下落が生じ、その後は一時的に戻す動きが見られたものの、価格は再び1時間足中期HMA付近まで上昇した段階で勢いを失っており、上値の重さが意識される局面となっている。
現状、1時間足では下降のダウ理論(高値切り下げ・安値更新)が成立しており、4時間足および日足でも下向きのトレンドが継続中である。このように複数時間足で下落圧力が優勢であることから、1時間足短期HMAを明確に下抜けした際には、さらなる下落が進行し、111,900ドル付近までの値幅を狙える可能性が高まる。
短期的なエントリーに際しては、1時間足短期HMAの下抜けを明確なトリガーとし、損切りはエントリー時点での直近高値を目安とすることでリスクを限定したい。
中長期的には、下方に日足長期HMAや日足一目均衡表雲下端が控えていることから、今後の値動きに応じて、サポート割れによる下落継続と、反発によるトレンド転換の両シナリオを想定した戦略を立てておくことが求められる局面である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA(3,500ドル付近)を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3,350ドル付近
- 損切り目安:
- 3,500ドル直上
イーサリアム(ETH)は現在、3,590ドル付近を推移している。昨日は日足中期HMAおよび4時間足一目均衡表雲上端が上値を抑える形となり、そこで頭打ちとなった後、短期的な調整局面に入った。
足元では1時間足の一目均衡表雲内で下値を支えられているが、4時間足および日足のチャートでは下降バイアスが強く、戻り売りが入りやすい状況である。仮にこのまま1時間足の一目均衡表雲および1時間足長期HMA(3,500ドル付近)を下抜けした場合、次のサポートとなる3,350ドル付近までの下落が見込まれる。
エントリーは1時間足長期HMAの明確な下抜けを確認してからのショートが有効であり、損切り水準はその直上、3,500ドルのブレイク失敗を想定する水準に設定したい。
中長期的には、3,350ドルは4時間足および日足ベースでの直近安値にあたるため、ここで反発が入った場合は下落一巡と判断できる。しかし、仮にこのサポートを割り込んだ場合は、次の主要サポートとなる3,000ドル前後までの下落も視野に入れる必要があるだろう。慎重なシナリオ構築が求められる局面だ。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 161.2ドル付近を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲上端(156ドル)付近
- 損切り目安:
- 161.2ドル直上
ソラナ(SOL)は現在、161.8ドル付近を推移している。昨日は172ドル付近で上値を抑えられ、その後に反落しているが、現時点では161.2ドル付近で下値を支えられており、下抜けの可否が注目される状況である。
この161.2ドルは短期的にサポートとして機能しているが、4時間足・日足ともに下向きの圧力が継続しているため、この水準を明確に下抜けた場合は、日足一目均衡表雲上端が控える156ドル付近までの下落が見込まれる。
一方で、中長期的に見ると、現在の価格帯は日足一目均衡表雲の上端と4時間足一目均衡表雲の下端に挟まれた状態であり、相場全体としては方向感に欠ける展開が続いている。そのため、明確なトレンド判断には、日足一目均衡表雲上端を明確に下抜けるか、あるいは4時間足一目均衡表雲下端を上抜けする動きが必要となる。
どちらに動くかによって、今後の中長期的な値動きが大きく左右される可能性があるため、ブレイク方向の見極めが重要となる局面だ。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7