- Bybitはトレード手数料が他の取引所と比べて非常に安価なため、スキャルピングするのにもってこいの取引所
- BybitはMaker(指値注文)手数料が-0.025%のため、Makerで約定する度に逆に手数料が貰える(Taker手数料は0.075%)
- Bybitのサーバーは数ある取引所の中でも非常に優秀なため、混雑時やパニック売りが多発している時でもスムーズに約定し、ユーザーの多さから流動性にも定評がある
Bybit(バイビット)の基本スペック
Bybitの基本情報
取引所名 | Bybit(バイビット) |
---|---|
運営会社 | Bybit Fintech Limited |
設立日 | 2018年3月 |
所在地 | ドバイ |
ライセンス | ・ドバイ(Virtual Assets Regulatory Authority) ・キプロス共和国(Cyprus Securities and Exchange Commission) ・カザフスタン(Astana Financial Services Authority) |
取扱銘柄数 | ・現物(655種類) ・デリバティブ(349種類) |
ガバナンストークン | – |
最大レバレッジ | 100倍 |
取引手数料 | ・現物:0.1%(一律) ・デリバティブ:テイカー:0.055%、メイカー:0.02% |
主な提供サービス | ・現物取引 ・デリバティブ取引 ・オプション取引 ・コピートレード ・資産運用 |
ボーナスキャンペーン | ・20USDTウェルカムギフト ・最大30,000 USDTがもらえる入金応援祭 ・はじめての入金まつり |
入出金手段・手数料 | ・仮想通貨入金:無料 ・ワンクリック購入:3.95%~4.5% ・P2P取引:無料 |
日本語サポート | メール・オンラインチャット(24時間対応) |
スマホアプリ・取引ツール | スマホアプリ・MT5の提供あり |
公式サイト | ・公式サイト:https://www.bybit.com/ja-JP/ ・公式X:https://x.com/BybitJP ・公式Discord:https://discord.com/invite/CeGhhS95fQ |
Bybitは2018年3月に設立された海外大手の仮想通貨取引所です。最大レバレッジ100倍のデリバティブ取引を中心に、オプションやコピートレードなどの多彩な取引サービスにも対応。さらに、2021年からはユーザーが保有する仮想通貨を活用した資産運用サービスを開始し、ワンストップでの仮想通貨取引を可能にしています。
グローバルに展開する一方で、セキュリティ強化にも注力しています。設立以来一度もハッキング被害を受けておらず、安心して利用できる取引所として信頼されています。高い機能性と安全性を兼ね備えた取引環境が、多くのユーザーに選ばれる理由となっています。
Bybitのメリット
- 高頻度で豪華なボーナスキャンペーンが開催される
- 厳重なセキュリティ体制と資金管理で安全性が高い
- 最大100倍のレバレッジで取引の自由度が高い
- 650種類以上の豊富な銘柄を取り扱い
- クレジットカードを使った日本円入金に対応
- ブラウザ・スマホアプリともに日本語に完全対応
- 日本語サポートで問い合わせがスムーズ
Bybitのデメリット
- KYC(本人確認)が必須
- 日本円を使った取引を提供していない
- 日本の法律による保護が適用されない
Bybitは日本人ユーザー向けのサービスにも力を入れているのが特徴です。日本語サポートが利用できるほか、日本語公式Xアカウントでは、最新の通貨上場情報やキャンペーン情報を簡単にチェックできます。
取引画面はブラウザ・スマホアプリともにシンプルで使いやすいため、仮想通貨取引初心者にもおすすめです。
スキャルピングとは?スイングトレードやデイトレードとの違いは?
スキャルピングとは、数分から数秒の間に売り買いを繰り返して利益を狙う手法のことです。語源となった英単語の「scalp」の意味は頭皮という意味で、スキャルピングとは薄い皮膚を何度も剥ぎ取るように利益を狙い、何度も何度も繰り返すことによって利益を積み上げるという意味です。ローリスクローリターンな手法で有名ですが、トレード回数が増えることによる手数料負けには十分留意する必要があります。
それに対してデイトレードは数分~数時間、スイングトレードは数日~数週間、長期トレードは数週間~数カ月以上の期間に行うトレード手法のことで、トレードとトレードの期間の長さで呼び方が変わります。
また、期間が長くなると狙っていた方向に相場が進めばより大きな利益が狙えますが、反対方向に相場が振れた時、損失はより大きくなる傾向にあります。
スキャルピングのメリット
スキャルピングのメリットは前述した通り、リスクが小さいということです。確かにリターンも小さくなりやすいですが、それでも仮想通貨はボラティリティ(価格変動幅)が非常に大きいため、大きすぎるリスクを回避する意味でも有効な手法と言えます。
また、価格変動のリスクが小さいということはロスカットの憂き目に遭う確率もぐっと下がります。
スキャルピングは時間効率や資金効率も良く、ちょっとした時間に行えるので、スマホやパソコンの前にずっと張り付いている時間が無いという人にはもってこいです。
更に、取引を翌日に持ち越さないため、枕を高くして眠ることができます。これは日ごろトレードを行っている皆さんには経験があるかもしれませんが、起きたら暴落してロスカットされていたとか持っているポジションが気になって熟睡できないということもありません。これは地味に重要な事柄だと筆者は思います。
Bybit(バイビット)でスキャルピングを行った方が良い理由
数ある取引所の中で、Bybitでスキャルピングを行った方が良い理由は複数あります。
Bybitは手数料が安い
スキャルピングという手法の特性上、一日に何度も、多い時は何十回もトレードを繰り返すため、手数料はかなり重要視しなければならない項目の一つです。
Bybitのトレード手数料を大手取引所と比べてみました。
取引所 | Maker(指値)手数料 | Taker(成行)手数料 | 入出金手数料※ |
---|---|---|---|
Bybit | -0.025%(逆に貰える) | 0.075% | 0%(無料) |
FTX | 0%(無料) | 0.07% | 0%(無料) |
CryptoGT | 0%(無料) | 0%(無料) | 0%(無料) |
※ネットワーク手数料は除きます
他の大手取引所もかなり手数料が安く、手数料だけ見たらBybitの優位性はそこまで無いように思えるかもしれません。
しかし、Bybitの手数料で特筆すべきはMaker(メイカー)手数料が取られるのではなく貰えるという点です。
BybitではMaker(メイカー)手数料は板に注文を並べて流動性を提供しているという観点から非常に優遇されており、Bybitでは成り行きではなく指値で注文を出すというのがBybitでスキャルピングを行うにあたって利益をあげるために必要な事項です。
いくらMaker(メイカー)手数料が貰えると言っても0.025%と「決して高く無い」思った方、それが何十回、何百回、何千回と回数を重ねるといくらになるか想像してみてください。
例を出します。10万円分のビットコイン(BTC)を毎回Maker(メイカー)で注文を出したとします。この時、価格差益を除けば1回のトレードにつき25円が貰えます。これを1日30回行えば750円、1週間で5,250円、1ヶ月で22,500円、1年でなんと27万円にもなるのです。
塵も積もれば山となるとはこのことですね。きちんと利益を出しているトレーダーはこういう部分に気を付けてトレードを行っています。
ただ、大きな相場の変動があった場合、指値が間に合わず成り行き注文でないと約定しない場合もありますよね。そんな時に大きな差が出るのが高い流動性からの非常に高い約定力があるBybitなんです。
例えば、いくら成り行き注文の取引手数料が安い取引所があったとしても、約定しなければ意味がありませんし、スリッページが多発しても狙った利益を出すのは非常に難しいです。
仮に取引手数料がゼロだったとしても、売りたい値段より大きく反対方向にズレた価格で約定したら取引手数料以上の損失が出てしまいますよね。これをスリッページと表現しますが、スリッページが多発していたら狙った利益が出せるでしょうか?少なくとも私は無理です。注文を出したらすぐに約定するというのは本当に大事なことなんです。
「手数料」「流動性」「約定力」「スプレッド」「セキュリティ」というどの要素が欠けてもスキャルピングには向きません。なのでその要素全てを満たすBybitがスキャルピングに最適なんです。
Bybitはスプレッドも非常に狭い
取引手数料と並んで見過ごせないのがスプレッドです。このスプレッドは狭ければ狭いほど優良な取引所と言っても良く、利益を出すためには必ず確認しておかなければならない部分です。
基本的にはどの仮想通貨も売った時の価格より買った時の価格が高くなっています。この売値と買値の差をスプレッドと表現するのですが、国内取引所ではビットコインでスプレッドが10万円以上発生する取引所もあり、そんな取引所では利益を出すのが非常に難しいのは火を見るよりも明らかですよね。
Bybitはスプレッドは業界最狭という定評があり、ビットコイン(BTC)のスプレッドで約0.5ドル、日本円で約54円程度と非常に狭いので安心です。他社との比較を表にしましたのでご覧ください。
取引所 | BTCのスプレッド |
---|---|
Bybit | 約0.5ドル、日本円で約54円 |
FTX | 約1ドル、日本円で約109円 |
CryptoGT | 約10ドル~15ドル、日本円で約1,100円~1,600円 |
※あくまでも現時点での目安です。対象仮想通貨が大きく価格変動した場合は誤差が発生することをご了承ください。
Bybitは流動性が非常に高い
スキャルピングは1回のトレードのリスクが非常に低い代わりに狙える利益も小さいと述べました。そのため、スキャルピングで利益を出すにはたくさんトレードを行う必要がありますが、いくら注文を出しても約定しないのであれば意味がありません。
その点、Bybitは業界随一と言って良いほどの流動性を誇ります。そのエビデンスとして、まずは登録者数です。
2020年にBybitは登録者数100万人を超え、今もなお増え続けています。月間のアクティブユーザーも5万人以上となっており、2020年の第4四半期(3ヶ月)で取引高はなんと日本円で約57兆円を記録しました。
サポートしている言語も英語、中国語、ロシア語、韓国語、ベトナム語、スペイン語、日本語となっており、今後も増えていく予定です。更にはトレード大会という珍しいイベントでユーザーを確実に増やし、そのトレード大会では賞金総額100BTC、9万USDTという物凄い規模の大会でもあります。
相互保険というトレードに対する保険という珍しいシステムも評判を呼び、今後も高い流動性が確保されるエビデンスとしては十分だと思います。
Bybitのサーバーは強靭である
一部の国内取引所や海外取引所でたまに見かけるサーバーのダウンによるトレード不可の時間、Bybitは全くサーバーのダウンタイムはありません。グレーリリースと呼ばれる最初に少しのユーザーに向け限定リリースを行い、その後全体にリリースを行う仕組みを導入していたり、ホットパッチというサーバーを再起動せずにアップデートプログラムを適用できるシステムによって、サーバーのダウンタイムゼロという快挙を成し遂げています。
もちろん、登録者数の増加によって随時サーバーの増強も行っているため、今後も安心してトレードができるのではないかと思います。
Bybitのセキュリティは安心
Bybitではセキュリティも安心できる要素が複数あります。それは顧客の預かり資産はコールドウォレットによって管理され、更にマルチシグを採用しています。過去に国内の大手取引所でもあった顧客の資産流出事件は何度も繰り返され、皆さんの記憶に新しいところだと思います。
コールドウォレットとマルチシグの採用で安心・安全なトレードに臨めます。
コールドウォレットとは
コールドウォレットとは、インターネットに接続していないウォレットのことで、インターネットに接続されていないということは外部からのハッキングリスクが無くなるということです。対義語としてホットウォレットがあり、ホットウォレットはインターネットに接続されているウォレットのことで、利便性が高い代わりにハッキングのリスクを負います。当然ながらセキュリティ面ではコールドウォレットが断然安心できます。
マルチシグとは
マルチシグとはマルチシグネチャーの省略形で、その仮想通貨の送付のために複数の電子署名(パスワード)が必要な状態のことを指します。
対義語としてシングルシグがありますが、シングルシグの場合、仮に取引所の端末がハッカー等に乗っ取られた場合、仮想通貨の秘密鍵(パスワード)が知られてしまえば資産流出の危機になりますが、マルチシグだと一つの秘密鍵では仮想通貨の移動が不可能なため、外部の悪意のある者以外にも内部の者の犯行にも強く、管理が煩雑であるというデメリットを除けばかなり理想的なセキュリティになります。
Bybit(バイビット)でスキャルピングを行う際の注意点
Bybitでスキャルピングを行う際の注意点を解説します。
高速スキャルピングbotはNG
Bybitではスキャルピングは禁止されていませんが、高速スキャルピングbotと呼ばれる自動でスキャルピングを行ってくれるシステムの利用は辞めておいた方が無難です。
利用規約を理解する限り、botの使用は禁止とは書いていませんが「サーバーに過度の負荷をかける行為は禁止」とあります。高速スキャルピングbotが該当するかどうかは運営の判断になりますが仮に「NG」と判定された場合、最悪のケースでは口座や資金の凍結の憂き目に遭う可能性があります。
Bybitでスキャルピングを行う際は必ず手動で行うことをオススメします。
資金調達率(ファンディングレート)と呼ばれる手数料に注意
Bybitでは8時間毎に資金調達率(ファンディングレート)という手数料or利息が発生します。
詳しい説明は下記記事に譲りますが、日本時間の午前1時と午前9時と午後17時の8時間毎に手数料or利息が発生するので、スキャルピングで小さな利益を積み重ねていっているのにこの資金調達率(ファンディングレート)で利益が減少してしまったということにならないよう注意が必要です。
スマホアプリは非常に使いやすいが、画面の小ささからPC版の画面の方がより良い
Bybitのスマホアプリは非常に使いやすく、筆者もよくスマホアプリからトレードしますしスキャルピングも当然可能です。しかし、これはBybitのアプリが悪い訳ではありませんが、スマホという性質上、どうしても画面が小さいので表示されている情報量が少なく、チャートを見て画面を切り替えて注文を出したりする必要があり、秒を争う時には少し不利が生じます。
1画面に表示されている情報量はやはりパソコン版の画面にはかないません。もし可能ならできる限りパソコン版でスキャルピングを行う方がより素早く注文を行えるのでオススメです。
スマホアプリ、新規ダウンロード不可に
2025年2月6日、Bybitを含む複数の海外仮想通貨取引所アプリが、日本のAppStoreから突如削除されました。その後、2月12日には日本のGoogle Play Storeからも削除されました。
関連記事:Bybit、Bitgetら海外仮想通貨取引所、日本のApp Storeから突如消滅
ストアからアプリは削除されましたが、Bybitは現在も利用可能です。すでにダウンロード済みのアプリはそのまま利用できます。スマホのブラウザやPCからの利用もおすすめです。
Bybitのスキャルピングについてよくある質問
取引手数料が安価かどうかがスキャルピングに向くために大切なポイントです。1日に何度もポジション建てと決済を繰り返すスキャルピングは取引手数料がかさみやすいという問題点があります。
Bybitは取引手数料が、メイカー:0.01-0.0%・テイカー:0.06-0.03%となっており手数料を抑えることができます。
Bybitのスマホアプリででもスキャルピングは可能となっています。
Bybitのスマホアプリは操作性も良く、使いやすいと評判のためおすすめです。
※ 2025年2月より、日本でのBybitアプリ新規ダウンロードは不可
※ すでにダウンロード済みのアプリは継続して利用可能
スキャルピングとは、数分から数秒の間に売り買いを繰り返して利益を狙う手法のことです。
デイトレードは数分~数時間、スイングトレードは数日~数週間、長期トレードは数週間~数カ月以上の期間に行うトレード手法のことです。
まとめ
ここまで、Bybitでスキャルピングを行うべき理由を解説しました。
スキャルピングを行うのに必要な要素は「安い手数料」はもちろんですが「約定力の高さ」や「流動性の高さ」も同時に必要で、かつ規約でスキャルピングが禁止されていないということも大事です。
スキャルピングはローリスクローリターンであるため、一日に何度もトレードを行い薄利多売に似た感じで利益を積み重ねていく必要があります。日を跨いでポジションを持つことも無いため、相場が不安で安心して眠れないという大きなストレスとも無縁ですし、ぜひ皆さんにオススメの手法となっています。
また、最近では高速スキャルピングbotも登場し、益々スキャルピングを行う環境が整ってきましたが、Bybitではこの高速スキャルピングbotはオススメしません。最悪の場合は口座や資金の凍結まであります。
更にBybitではMaker手数料に他社と違う大きな秘密があり、勝つために必要な要素として指値でスキャルピングを行うというのも欠かせません。
いろいろな要素を加味しながらより利益に近づき、更なる爆益があることを祈りつつ筆を置きます。