仮想通貨取引所Bybit、ドバイにグローバル本社を開設

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目次

暗号資産(仮想通貨)取引所Bybit(バイビット)、グローバル本社をシンガポールからドバイに移転

暗号資産(仮想通貨)取引所「Binance(バイナンス)」に次いで世界2位のデリバティブ取引の出来高を誇る仮想通貨取引所「Bybit(バイビット)」は17日、ドバイにグローバル本社をオープンしたことを発表した。

世界中に1500万人を超えるユーザーを持つBybitは、2022年3月28日にアラブ首長国連邦(UAE)の仮想資産規制当局(VARA)から原則として取引所運営が可能なMVP(Minimum Viable Product)ライセンスを取得しており、1年を経て本社を構えた形となる。

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VARAのライセンスには以下の3段階のプロセスがある。

  1. Preparatory MVP((Minimum Viable Product) Licence(準備ライセンス)・・・仮想資産サービスを始める前に必須
  2. operational MVP Licence(運用MVPライセンス)・・・機関投資家および適格機関投資家にのみサービス提供可能
  3. FMP (Full Market Product) Licence・・・個人を含めたあらゆる投資家にサービス提供可能

VARA公式サイトにて確認したところ、Bybitが取得しているのは、「1」であることに注意されたい。

新しくできたグローバル本社は、”One central Dubai world trade center”の1フロア全体で、約16000平方フィートの広さだ。近くにはブルジュハリファや未来博物館などがある。

なぜドバイなのか?

Bybitがグローバル本社をドバイを選定した理由についてCEOのBen Zhou氏は、次のように語っている。

デジタル資産業界では、革新的な精神が共通語です。ドバイは、その驚くべき旅の中で次々と奇跡を生み出し、社会の将来を保証する上で常に模範的でした. リソースと投資だけでなく、オープンで進歩的な考え方を持つドバイと UAE は、テクノロジーの未来と完全に統合されたデジタル経済をリードする十分な設備を備えています。 

世界で最も真にグローバル化された都市の 1 つであるドバイは、伝統的に東西を結ぶアイデア、国際貿易、文化の交換において重要な役割を果たしてきました。

出典:BYBIT公式ブログ

米ブロックチェーン分析会社「Chainalysis」のレポートによると、ドバイのある中東・北アフリカ地域(MENA)の仮想通貨市場は世界で最も急速に成長している。

MENA地域は、2021年7月から2022年6月の期間に、ユーザーが5,660億ドルの仮想通貨を受け取っており、これは前年度より48%増となる。MENAに次いで、中南米が40%、北米が36%の伸びを示している。この地域は、モロッコ、エジプト、トルコなどの新興国を含む約22カ国で構成されており、これらの国々では、仮想通貨の利用は貯蓄や送金決済といった実用的なユースケースに結びついている。特にトルコやエジプトなど、自国通貨の価値急減に直面した国々では、自分の資産防衛や送金に仮想通貨が利用されるケースが特に多くなっている。

本社移転を記念してプレゼントキャンペーンを開催中

Bybitは、本社オープンを記念して、最大7,000ドル を抽選でプレゼントすることを発表した。

新規ユーザー限定で最大5,000ドル、また、SNSでBYBITのツイートを「BYBITの新しい本社に対する要望」と#NextLevelExplorationのタグ付けをして引用リツイート→フォーム記入で2,000ドルとなる。詳細は、以下のBybitの公式アナウンスを確認してほしい。このイベントは 2023年4月17日から4月22日まで開催されている。

関連Bybit最新キャンペーン一覧

参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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