ブラックロック、イーサリアム現物ETFをSECに申請

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目次

世界最大の資産運用会社、イーサリアムにも進出

世界最大の資産運用会社である「Blackrock(ブラックロック)」は16日、米国証券取引委員会(SEC)にイーサリアムの現物ETFを正式に申請した。

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ブラックロックがイーサリアムETFを申請、暗号をさらに推進へ

このニュースを受け、イーサリアムの価格は一時50ドルほど急騰したが、そこから数時間で150ドルほどダウンした。

「iShares Ethereum Trust (iシェアーズ・イーサリアム・トラスト)」と名付けられたこのETFは、「イーサリアムの価格のパフォーマンスを一般的に反映する」ことを目的としている。

このニュースは、ブラックロックが iシェアーズ・イーサリアム・トラストの事業体をデラウェア州企業局に登録した1週間後に行われた報道に続くものだ。

関連:ブラックロック、米デラウェア州でイーサリアム信託を登録|イーサリアム現物ETF申請間近か

SECに提出された書類によると、ブラックロックはこのイーサリアム現物ETFのカストディアンとして米大手暗号資産(仮想通貨)取引所「Coinbase Custody Trust Company」を、またベンチマーク(価格参照先)として米大手仮想通貨取引所クラーケンの子会社が提供する「CF Benchmarks Index」を採用している。

SECは長らく、ビットコイン先物ETFなど先物ベースの仮想通貨ETFは承認する一方で、現物ベースのETFは「詐欺や価格操作の危険がある」として承認してこなかった。

しかし今年8月、米連邦控訴裁判所は、仮想通貨運用会社グレースケール社によるビットコイン現物ETFの創設申請を却下したSECの判断は間違っているとの判決を下した。

このグレースケール社の勝利を機に、昨年のテラ・ショックやFTXの経営破綻により揺らいだ仮想通貨業界への信頼が回復し始め、ここ数か月の価格上昇につながっている。

BloombergのシニアETFアナリストのEric Balchunas氏によると、ブラックロックのSECによる ETF 承認の記録はなんと「575勝1敗」。率にして「99.8%」だ。SECが、米国内での仮想通貨の締め付けを強くする中、申請したということは、それだけ自信を持っているといえよう。

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参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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