オルトプラス、仮想通貨財務戦略を発表──BTC・ETH・SOL購入、5年で91億円投資

水澤 誉往
5 Min Read
オルトプラス公式サイトより引用
Highlights
  • 東証スタンダード上場のオルトプラスがBTC・ETH・SOLの購入・運用事業を開始、5年間で91億円投資
  • ステーキング報酬と値上がり益で収益確保、2026年1月から事業開始
  • 12期連続営業赤字が続く中、ゲーム事業以外の新たな収益基盤構築を目指す

東証スタンダード上場のゲーム開発会社オルトプラス(3672)は20日、暗号資産(仮想通貨)の運用事業を始めると発表した。ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)ソラナ(SOL)の3銘柄に2026年1月から投資する。

赤字続く中、新収益源模索 5年間で91億円投資

同社は2025年9月期まで12期連続で営業赤字を計上している。主力ゲームタイトルの課金収入減少やIP取得費の増加、開発期間の長期化で収益が不安定な状態が続いており、事業継続に懸念が生じる状況だ。

こうした経営環境を受け、同社はゲーム事業以外の収益源として暗号資産運用に着目した。ETHやSOLはステーキングによる定期収入が見込めるほか、価格上昇時には売却益も期待できるとしている。

投資額は2030年12月までの約5年間で91億円を計画する。資金は第三者割当による新株予約権の発行で調達予定だ。12月25日開催の定時株主総会で定款変更の承認を得たのち、事業を開始する。

運営は財務・経理部が担当し、外部の暗号資産専門家と協力して管理体制を整える。同社はブロックチェーン技術がゲーム事業と相性が良いと判断しており、将来的にはNFTやブロックチェーンゲームへの展開も視野に入れている。

価格変動やセキュリティのリスクについては、段階的な投資と信頼性の高い取引所の選定で対応する方針だ。

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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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