【地方創生】山口県美祢市、「デジタル住民票NFT」発行とメタバース構想で関係人口を創出

JinaCoin編集部
14 Min Read

近年、地方自治体によるDAOやNFTなどのWeb3技術を活用した取り組みが活発化しています。今回は、山口県美祢市がスタートした「デジタル住民票NFT」と、仮想空間を活用した次世代シティプロモーション「美祢メタバース」について詳しく紹介します。

美祢市とは

美祢市とは
出典:美祢市公式サイト

美祢市(みねし)は山口県西部に位置し、日本最大級のカルスト台地「秋吉台」や日本屈指の鍾乳洞「秋芳洞」、名水百選「別府弁天池」など、自然豊かな観光資源に恵まれたまちです。四季を通じて表情を変える大自然と、多彩なアクティビティを楽しめる環境が魅力で、近年はデジタル技術を活用した地方創生にも積極的に取り組んでいます。

美祢市が実施する「デジタル住民票NFTプロジェクト」とは

美祢市が実施する『デジタル住民票NFTプロジェクト』とは
出典:PR TIMES

2023年7月、美祢市はNFTマーケットプレイス「HEXA」と連携し、全国のファンが“デジタル住民”としてまちと関わることができる「デジタル住民票NFT」の販売を開始しました。このNFTは1個1,000円、2,000個限定の抽選販売(INO方式)で行われました。現在はHEXAマーケットプレイス上で、クレジットカードによる二次購入も可能です。

NFT保有者には3つの大きな特典があります:

  1. デジタル住民の証明:NFTが証明書となり、美祢市の“デジタル住民”としてSNS等で発信可能。転売も可能で、NFTを通じたWEB3.0型関係人口の創出に貢献します。
  2. 市長も参加するオンラインコミュニティ:デジタル住民限定のコミュニティに参加し、地域の最新情報の共有やイベント案内、地域課題に対する意見投稿・投票などを通じて、地域づくりに関与できます。
  3. 観光施設の無料利用など豪華特典:秋芳洞や化石館、美祢市養鱒場、温水プールなどの無料入場特典が付き、実際に美祢市を訪れるきっかけとしても機能します。

「美祢メタバース」による地域魅力発信と観光誘客

『美祢メタバース』による地域魅力発信と観光誘客
出典:美祢市公式note

美祢市はデジタル住民票NFTに続き、Web3関連企業「START LANDS Inc.」と連携し、仮想空間「美祢メタバース(仮称)」の構築にも着手。このメタバース内では、秋吉台・秋芳洞エリア、別府弁天池、市役所周辺などを再現し、バーチャル観光やシティプロモーション、ふるさと納税誘導などを展開しています。

仮想空間では以下のような仕組みが構想されています:

  • 観光スポットのバーチャル再現:秋芳洞などの名所をメタバース空間に再構築し、来訪前から楽しめるバーチャル体験を提供。
  • 未来の美祢市役所周辺のビジュアル展示:将来的な公共空間整備のイメージを住民に体験してもらうことで、地域の魅力づくりに参加。
  • ふるさと納税・市産品販売の導線強化:メタバース内から寄附ページにアクセスできる設計を通じて、地場産業の振興にもつなげています。

この取り組みは、人口減少や観光客数の減少といった課題に対して、“デジタルを活用した突破口”として注目されています。

今後の展開と期待

美祢市では、デジタル住民票NFTを入り口に、市民や全国のファンがまちの一員として活動できる仕組みを今後さらに進化させていく方針です。仮想と現実が融合する「Web3.0型の地域づくり」は、今後他自治体にも広がりを見せる可能性があり、美祢市がそのモデルケースとなることが期待されています。

おわりに

今回紹介した山口県美祢市の「デジタル住民票NFT」および「美祢メタバース」プロジェクトは、NFTを活用した関係人口創出の先進事例です。観光、産業、地域交流をテクノロジーでつなぐ新しい地方創生の形に、今後も注目が集まります。

参考リンク

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