イーサリアム創業者「アルゴリズム型ステーブルコインが真のDeFi」

JinaCoin編集部
10 Min Read
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
Highlights
  • ヴィタリック氏がアルゴリズム型ステーブルコインを「真のDeFi」と主張、ZCash開発者に反論
  • ETH担保型とRWA担保型の2ケースを提示、カウンターパーティリスク分散を強調
  • USDC/Aave運用は「真のDeFi」に該当せず、ドル依存からの脱却を再主張

イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏は9日、自身のXでアルゴリズム型ステーブルコインこそが真のDeFi(分散型金融)であるとの見解を示した。本投稿は、ZCash(ジーキャッシュ)開発者c-node氏の「DeFiを使う理由は、暗号資産のロングポジションを持ちながらセルフカストディを維持し、金融サービスにアクセスしたい場合のみ」という主張に対する反論として投稿された。

「真のDeFi」としてETH担保型とRWA担保型を提示

c-node氏は2025年11月、プライバシー特化型暗号資産ジーキャッシュZECZECのTachyon(タキオン)プロジェクトへの参加を発表している。

ヴィタリック氏はc-node氏の主張に対し、アルゴリズム型ステーブルコインは真のDeFiに該当すると反論し、2つのケースを提示した。

1つ目はETHETHETHを担保とした良質なアルゴリズム型ステーブルコインの場合で、流動性の99%が担保付債務ポジションの保有者によって裏付けられていたとしても、ドルに対するカウンターパーティリスクをマーケットメーカーに転嫁できる点が大きな特徴と主張した。

2つ目はRWA(現実資産)を担保とするアルゴリズム型ステーブルコインで、過剰担保化されていたとしても、個別のRWAが破綻しても担保が維持される程度に分散化されていれば保有者のリスク特性を意味のある形で改善できると説明した。具体的には、個別の裏付け資産の最大の割合が過剰担保比率以下に抑えられている状態を指している。

一方で、現在広く行われている「USDCをAaveAAVEAAVEに入れる」方式の運用は、いずれのケースにも該当しないとの見解を示している。この点ではc-node氏の主張と一致しており、ヴィタリック氏の回答はc-node氏のすべての主張を否定するものではなく、アルゴリズム型ステーブルコインという観点を補足した形である。

ヴィタリック氏の主張は、1月11日の投稿とも一貫している。同氏は分散型ステーブルコインが抱える3つの課題として、米ドルより優れたインデックスを見つけること、大規模な資本に奪われない分散型のオラクル設計、ステーキング利回りとの競合を挙げていた。今回の投稿でも「将来的には会計単位を米ドルから多様なインデックスへ移行すべき」と主張しており、共通する視点がうかがえる。

両者の投稿は、DeFiの本質を問い直す議論として業界内で関心を集めている。

関連:イーサリアム創設者、「コピペEVMは無意味」──L1との深い結合が不可欠
関連:イーサリアム創設者が警告「L2は単なるスケーリングから脱却せよ」

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
JinaCoin編集部です。JinaCoinは、株式会社jaybeが運営する仮想通貨情報専門メディアです。 正確性・信頼性・独立性を担保するため編集ガイドラインに沿って、コンテンツ制作を行なっています。 一般社団法人 ブロックチェーン推進協会所属
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA

厳選・注目記事

YouTube

あなたのプロジェクトを広めませんか?

JinaCoinでは、プレスリリースや記事広告、バナー広告など複数の広告を提供しています。詳しい内容は下記お問い合わせページよりご連絡ください。