- VenusProtocol(ビーナスプロトコル)の仕組みについて解説
- ビーナスプロトコルの始め方が理解できる
- ビーナスプロトコルを使って仮想通貨を運用する方法を紹介
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目次
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)とは
ビーナスプロトコルの概要
通貨名 | Venus(ビーナスプロトコル) |
シンボル(ガバナンストークン) | XVS |
価格(2024年1月現在) | 1,702円 |
時価総額ランキング | 239位 |
公式サイト | https://venus.io/ |
【出典】https://coinmarketcap.com/ja/currencies/venus/
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)とは、海外仮想通貨取引所バイナンスが出資しているDeFiサービスです。
DeFiとは
DeFiとは分散型金融のことを意味し、中央管理者がいないブロックチェーン上でユーザー同士が仮想通貨の貸し借りができるプログラムのことを指します。
通常の仮想通貨取引所のような中央管理者が居ない分コストが下げられる代わりに、ハッキングなどのトラブルも発生しやすいデメリットもあります。
DeFiについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
これもう見た?分散型金融DeFi(ディーファイ)とは?初心者にもわかりやすく解説します。
もともとはSwipeWalletという仮想通貨決済会社のプロジェクトのチームが提供していましたが、バイナンスが出資をして現在の形態になっています。チームのメンバー自体は、2021年のハッキング事件のあと入れ替わっているようです。
DeFiサービスの中でもVenusProtocol(ビーナスプロトコル)は、レンディングサービスに特化していて、仮想通貨の貸し借りやそれにより、ガバナンストークンであるXVSを獲得できます。
ガバナンストークンとは
DeFiなどの各プロジェクトが独自に発行している仮想通貨のことを言います。ガバナンストークンの保有量などで運営に対して発言権や議決権を得られます。
ここからは、VenusProtocol(ビーナスプロトコル)の特徴やできることを解説するとともにメリット・デメリットについても紹介してきます。
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)の特徴
- 仮想通貨のレンディングサービス
- 仮想通貨を担保にして他の通貨の借入ができる
- ステーブルコインのVAIの発行ができる
- バイナンスが出資しているプロジェクトのため安全性は高い
この記事を読めばVenusProtocol(ビーナスプロトコル)で仮想通貨を預けて効率よく利息を得る方法がわかるのでぜひ参考にしてください。
仮想通貨のレンディングサービス
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)では、仮想通貨を貸し出すと利息だけでなく、ガバナンストークンのXVSも獲得できるレンディングサービスです。
現在VenusProtocol(ビーナスプロトコル)では、預け入れできる通貨が25通貨。金利は0.09%と低いものもありますが、10%を超える高金利の通貨もあります。
通常の利回りの他に、XVSが獲得できるため、XVSの価格が上がれば利息以上の利益が獲得できます。さらにもらったXVSをステーキングすることでもさらにXVSがもらえる仕組みになっています。
仮想通貨を担保にして他の通貨の借入れができる
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)では、仮想通貨を預けるとその通貨を担保として別の通貨の借入ができます。基本的には、預けた通貨の80%まで別の通貨を借入れることができます。
この借入の際、利息は払いますがXVSももらえる特徴があります。
借りる通貨によっては、払う利息ともらうXVSで相殺できたり、場合によっては逆に利益が出る場合もあるのです。
借入ができる通貨は、27種類。BTCやETCから、ステーブルコインのBUSDやUSDTも借りることが可能です。借りた場合の金利は、日々変動しますが、XVSと合わせてプラスのものや、3%前後で借りられる通貨が多い状況です。
ステーブルコインのVAIの発行ができる
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)では、独自のステーブルコインのVAIを発行することもできます。VAIは、借りても利息がつかない上に、ビーナスプロトコル上でステーキングを行い金利を得ることが可能です。
このステーブルコインは、米ドルとの連動を目的としており、1VAI=1ドルに設定されています。
バイナンスが出資しているプロジェクトのため安全性は高い
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)は、2021年にハッキングの被害にあっています。ハッカーがVenusProtocol(ビーナスプロトコル)のガバナンストークンXVSの価格を操作し、XVSの実績価格を超える価値のBTCとETHを借りることに成功しました。その後、XVSの価格が大きく下がり、BTCなどの流動性が下がったため引き出せないという状況になりました。
しかしながらこのときは、被害金額は全て運営者側が補填をしたため、ユーザーには被害はありませんでした。仮想通貨取引所最大手のバイナンスが出資しているプロジェクトのため、こういった被害にあった際の対応も早い状況で安心できます。
また、VenusProtocol(ビーナスプロトコル)は、ブロックチェーンサイバーセキュリティー会社の「Certik」によってセキュリテイ保護を受けています。
Certikはゴールドマンサックやバイナンスも出資する仮想通貨セキュリティ企業で、さまざまな仮想通貨プロジェクトと契約をしています。このためセキュリティについても安心できると言ってよいでしょう。
ただし、DeFiのプロジェクトについては、ハッキング被害のリスクはゼロではありませんので、持っている通貨は分散して預けるなどの対策が必要です。
Venusprotocol(ビーナスプロトコル)のメリット
それではVenusProtocol(ビーナスプロトコル)を使用するメリットとしてはどんな事があるでしょうか?大きいメリットとしては、次の2点です。
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)のメリット
- 通貨を決済しなくても別の通貨で運用ができる
- 通貨を借りても利息がもらえる
それぞれ解説していきます。
通貨を決済しなくても別の通貨で運用ができる
仮想通貨は価格の変動が激しいため、他の通貨にスワップをした場合、もどすときに大きく下がっている可能性があります。借入であれば単純に返済するだけですので、通貨変動リスクがありません。ただし通貨によっては、利息が高い場合もありますので注意が必要です。
低金利で通貨を借りて、金利が高いPancakeSwap(パンケーキスワップ)などの取引所で運用することで、元の通貨を保管したままで金利を得ることができます。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)などで運用する場合は、2種類の通貨を組み合わせる必要があるため、この通貨ペアを用意する際もVenusProtocol(ビーナスプロトコル)を使用するのが有効です。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)とは
PancakeSwap(パンケーキスワップ)とは、DeFiの中の「分散型取引所(DEX)」の一種です。こちらもバイナンススマートチェーン上に構築されたプロジェクトで、2種類の通貨を預ける(ファーミングする)とCAKEと呼ばれるトークンが獲得できます。
また、このCAKEをステーキングすることでさらに利益を獲得することができる仕組みです。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の詳しい情報はこちらで解説しているので併せて読んでみてください。
これもう見た?PancakeSwap(パンケーキスワップ)の使い方・始め方を図解付きで徹底解説!
PancakeSwap(パンケーキスワップ)を利用した運用方法については「借りた仮想通貨をPancakeSwap(パンケーキスワップ)で運用」で詳しく解説します。
通貨を借りても利息がもらえる
普通借入をする場合、利息を払うのが当たり前ですが、VenusProtocol(ビーナスプロトコル)の場合、借入に対してもガバナンストークンのXVSが付与されます。
年利を表す「Borrow APY」と、XVSが付与される「Distribution APY」の合計が、借りた通貨の金利となるので、これがプラスであれば通貨を借りているので利息がもらえるという状況になります。
例えば、現在BNBについては、金利が1.36%、もらえるXVSが1.37%となっており、借りていても0.1%のプラスとなります。
付与されたXVSの価値が上がれば、その分儲かるのはもちろん、XVSはVenusProtocol(ビーナスプロトコル)でステーキングをしてさらに利息を得るために運用することも可能です。
Venusprotocol(ビーナスプロトコル)のデメリット
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)を利用する場合は以下のデメリットもあります。
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)のデメリット
- 金利の上下が激しく、マイナスになることがある
- 日本語が使えない
それぞれ解説します。
金利の上下が激しく、マイナスになることがある
先程メリットで通貨を借りていても利息がプラスになると紹介しましたが、この利息は変動が激しいため、マイナスになることもあるので注意が必要です。
通貨を預けた利息と、借りた利息でトータルプラスになっていると思っていても、借りている通貨の価格変動で大きく金利が下がりトータルでマイナスになっている場合があります。
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)では、ダッシュボードの画面でトータルのAPYが確認できるので、これがマイナスにならないように運用する必要があります。
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)のホーム画面(ダッシュボード)の確認の仕方は後ほどビーナスプロトコルの使い方で解説します。
日本語が使えない
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)は、現在日本語対応していません。取り引きや設定などは全て英語の画面を確認しながら行う必要があるデメリットがあります。
しかし、取引画面は直感的に操作することができる配置ですし、後程解説する使い方を読みながら操作すればすぐに覚えられるはずです。
ブラウザの自動翻訳機能で翻訳した場合でも、さほど違和感のない日本語となっているので問題ないレベルでしょう。
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VenusProtocol(ビーナスプロトコル)の始め方(準備編)
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)を始めるには、最低限下記の準備をしておく必要があります。
ビーナスプロトコルを始めるために必要な準備
- メタマスクを用意する(BSCに接続する)
- 仮想通貨取引所の口座開設
- 海外仮想通貨取引所からメタマスクへ仮想通貨を送付
それぞれについて以下で詳細を解説するので参考に準備を進めてください。
メタマスクを用意する
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)を使用するにはウォレットを接続する必要があるため、事前にウォレットを用意します。
使用できるウォレット中で、初めて準備する方は汎用性が高く、使い方もわかりやすいメタマスクの準備をおすすめします。
メタマスクの準備や使い方はこちらの記事で解説しているので参考にしてください。
これもう見た?MetaMask(メタマスク)の使い方|登録方法から入金、送金方法まで解説
これもう見た?MetaMask(メタマスク)をスマホで使うには?ダウンロードから使い方まで徹底解説
メタマスクについては、バイナンススマートチェーンへの切り替えが必要ですので、こちらの記事を参考に切り替え設定に挑戦してみてください。
これもう見た?【スマホ・PC版】メタマスクのネットワーク追加方法を解説【チェーン一覧表あり】
これもう見た?MetaMask(メタマスク)をBSCに接続する方法と使い方を徹底解説!
Binance(バイナンス)のアカウントを持っている方で、バイナンスと連携してVenusProtocol(ビーナスプロトコル)を利用する場合はBinanceWalletもおすすめです。
BinanceWalletについてはこちらで解説しています。
これもう見た?BinanceWalletとは?登録方法から使い方まで図解で解説
仮想通貨取引所の口座開設
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)は、BSC(バイナンススマートチェーン)上のプロジェクトのため、ガス代としてBNBを準備する必要があります。
本来であればVenusProtocol(ビーナスプロトコル)やBSCと関係性の深いBinance(バイナンス)を利用するのがベストですが、2022年12月にBinanceは日本法人を立ち上げたため、現在新規口座開設を停止してしまっています。
これもう見た?バイナンス、日本進出決定|サクラエクスチェンジを完全子会社化
そのため現状は他の海外取引所を経由してVenusProtocol(ビーナスプロトコル)を利用すると言う流れになります。
BNBなどの仮想通貨を購入する取引所として本サイトがおすすめする海外取引所は以下の3社です。
各取引所の特徴はこちらの記事で解説しています。
これもう見た?Bybit(バイビット)の評判と安全性は?14の長所と2つの短所!
これもう見た?OKX(旧OKEX)の安全性と評判は?10のメリットと3つのデメリットで仮想通貨取引所を解説
これもう見た?Gate.io(ゲート)とは?仮想通貨取引所の6つの長所と4つの短所を解説!
なお、海外取引所は日本円での入金ができないので国内取引所との連携が必須です。国内取引所の口座を持っていない場合はこちらを参考に取引所を選んでみてください。
おすすめ国内仮想通貨取引所
- GMOコイン
GMOコインは手数料の安さ、取扱銘柄の多さなどで定評のある国内取引所です。特に仮想通貨の送金手数料が無料のため、海外仮想通貨取引所やメタマスクなどへの送金におすすめです。
- コインチェック
コインチェックは国内最大手の仮想通貨取引所です。手数料無料で仮想通貨売買ができ、仮想通貨の積み立てやレンディングなど豊富なサービスを提供しています。特に扱いやすいスマホアプリの評価が高く、仮想通貨初心者におすすめの国内取引所です。
- SBI VCトレード
SBI VCトレードはネット証券大手のSBIグループが運営する国内取引所のため信頼性の高い国内取引所です。入出金、送金手数料などが無料なので海外取引所への送金にもおすすめ。手軽にレンディングなどの投資サービスを利用できるので、預けたまま資産運用も可能です。
- DMM Bitcoin
DMM BitcoinはDMMグループが運営する国内取引所。レバレッジ取引に対応する通貨数が豊富な点が特徴です。送金に利用できる通貨数は少ないのですが、送金手数料が無料なので海外取引所への送金でも利用できます。
- bitFlyer
bitFlyerは国内最大級のビットコイン取引量を誇る国内取引所です。買い物でビットコインが貯まるクレジットカードや、Tポイントをビットコインに交換できるサービスが豊富な点が特徴です。また、小額から仮想通貨を手数料無料で購入できる点も魅力です。
国内取引所はトラベルルールにより海外業者との送金やり取りができない場合があります。
その場合は、メタマスクなどのプライベートウォレットを経由して送金すれば問題ないので、焦らず対応してみてください。
ちなみに、国内取引所から海外取引所への仮想通貨の送金は、送金手数料が安いXRP(リップル)で行うことをおすすめします。XRP(リップル)についてはこちらの記事で解説しています。
これもう見た?リップル(XRP)とは?特徴や将来性、気になる裁判状況を詳しく解説!
海外仮想通貨取引所からメタマスクへ仮想通貨を送付
ここではBinance(バイナンス)からBNBをメタマスクに送金する方法を例に解説していきます。
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)で運用する仮想通貨も解説する手順を参考にメタマスクに送金してください。
ちなみに、BNBはガス代用となり必ずメタマスク内に入れておく必要があります。概ね1,000円程度あれば十分です。
送金手順は以下のようになります。
STEP
メタマスクのアドレスをコピー
メタマスクのホーム画面のアドレスをコピーします。このとき必ずバイナンススマートチェーンに接続されているか確認します。
STEP
バイナンスでBNBを選択
BNBを選択したら、Withdrawをクリックします。
STEP
メタマスクのアドレスを貼付け、NetworkはBEP20を選択
STEP
送金額を入力してWithdrawをクリック
STEP
メタマスクで着金を確認
メタマスクを開いてみて、送付したBNBが表示されていれば完了です。
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)の基本的な使い方
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)の画面を見ながら次の内容で基本的な使い方の解説をしていきます。
Venusprotocol(ビーナスプロトコル)の基本的な使い方
- ビーナスプロトコルとメタマスクを接続する
- ビーナスプロトコルホーム画面の見方
- 仮想通貨を預ける方法
- 預けた仮想通貨を引き出す方法
- 仮想通貨を担保にして他の通貨借入れる方法
- 借りた通貨を返却する方法
- 獲得したXVSをレンディングしてさらに稼ぐ方法
一つ一つ詳しく解説していきます。
ビーナスプロトコルとメタマスクを接続する
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)はメタマスク内にある資金から預け入れる分の資金を引き出して運用する仕様です。
そのため、VenusProtocol(ビーナスプロトコル)を利用する場合は最初にメタマスクと接続します。
接続手順は以下の通りです。
STEP
公式ページにアクセスすると右上に「Correct wallet(ウィレットを接続)」とあるのでこちらをクリック。
STEP
ウォレット一覧が表示されるのでMataMask(メタマスク)を選択。
ビーナスプロトコルホーム画面の見方
ビーナスプロトコルのホーム画面(Dashboard)では、現在の資産状況や、各通貨のAPYやBorrow APYが確認できます。
APYとは
APYとは、Annual Percentage Yieldの略で年間収益率を表します。APRが年利を表すのに対して、APYは複利も含んだ年間の収益率を表します。
ホーム画面の各情報は以下のようになっています。
仮想通貨の預け方
STEP
Supply marketから預けるコインを選択
仮想通貨を預ける場合は、Supply marketから預けて運用したい通貨を選びます。
預ける際の金利は都度変わっているので金利を確認してから預けるようにしましょう。
ちなみに、USDT・USDCなどステーブルコインのAPYが安定して高いため、これらのコインを預けるのがおすすめです。または、BTCやETHなどの主要コインを長期保有したい場合などもこちらに預けることで金利を稼げます。
STEP
預ける通貨量を入力してSupplyをクリック
預ける数量を入力してSupplyをクリックするとメタマスクが立ち上がり手数料が発生します。
MAXをクリックするとメタマスクにある全額を預けることができます。
STEP
有効化(Enable)する
初めて通貨を預ける際は、有効化する必要があります。有効化の場合も少額ですが手数料としてBNBが必要です。
預けた仮想通貨を引き出す方法
預けた仮想通貨を引き出す際は、Supply marketから今預けている通貨を選んで「Withdraw」をクリック。引き出す数量を入力すれば完了です。
引き出す際の注意点
預け入れを終了して引き出す際に通貨の借入がある場合、引き出すことができないか、一部引き出せても借入が80%を超えると強制的に残りの通貨が決済されてしまいます。
そのため、借入と預ける期間などを事前にしっかり計画しないと上手く金利をもらえない等の不具合が生じてしまうことを覚えておきましょう。
仮想通貨を担保にして他の通貨借入れる方法
STEP
Borrow marketから借りる通貨を選択
仮想通貨の借り入れはBorrow marketの中から借りたい仮想通貨をクリックすることで出来ます。
借りられる通貨の上限は預けている通貨の80%までとなっています。80%を超えると預けている通貨が強制決済さるので、余裕をもった設定をする必要があります。
ステーブルコインを預けた場合は価格の変動が基本ありませんが、それ以外の仮想通貨を預けた場合は、相場の変動によっては半額近くまで下がることも考えられます。
そのため借りる上限は40%前後にすることをおすすめします。
STEP
有効化(Enable)する
先程と同様に初めて借りる通貨を選択する際は有効化が必要になり手数料としてBNBが必要です。
STEP
借りる通貨量を入力してBorrowをクリック
借りる通貨を選択したら数量を入力し「Borrow」をクリックすれば借り入れが完了です。
借りた通貨を返却する方法
借りた通貨を返却する際は、Borrow marketで返却する通貨を選択し、「Repay」をクリック。返却する数量を入力し「Repay」をクリックします。
メタマスクに残っている通貨分のみの返却になるので、事前にメタマスクに返却分の通貨を入れておく必要があります。
獲得したXVSをレンディングしてさらに稼ぐ方法
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)で資産運用をするともらえるXVSをステーキングして増やす方法を紹介します。
STEP
トップページでVaultを選択し獲得したXVSをメタマスクへ回収
初めにトップページ左側にある「Vault」をクリックします。
そうするとステーキング画面に移行するので、ClaimをクリックしてメタマスクにXVSを回収します。
STEP
Stakeをクリックして預ける数量を入力
続いてステーキング画面でStakeをクリック。
ステーキング設定画面が表示されるので、ステーキングするXVSの数量を入力していきます。
最後にStakeをクリックするとステーキングが開始となります。
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借りた仮想通貨をPancakeSwap(パンケーキスワップ)で運用
「VenusProtocol(ビーナスプロトコル)のメリット」で話したように、VenusProtocol(ビーナスプロトコル)で仮想通貨を借りてPancakeSwap(パンケーキスワップ)で運用すると非常に効率的な資金の増やし方が可能です。
特にPancakeSwap(パンケーキスワップ)ではBNBを絡めた通貨ペアの利率が高い傾向にあるので、BNBと他の通貨の組み合わせをおすすめします。
通貨ペア | 金利 |
---|
BUSD/BNB | 9.11% |
USDT/BNB | 9.85% |
XRP/BNB | 8.65% |
XVS/BNB | 13.88% |
2022年12月現在、VenusProtocol(ビーナスプロトコル)でBNBを借りた場合のAPYは0.1%となっていて、借りても十分に利益を獲得することができます。
無利息で借りられるVAIとBUSDとの組み合わせの場合もAPYが4.9%なのでおすすめですよ。
以下でPancakeSwap(パンケーキスワップ)でのファーミング手順を解説するのでぜひ挑戦してください。
パンケーキスワップでファーミングする手順
STEP
PancakeSwap(パンケーキスワップ)にアクセス→メタマスク接続
PancakeSwap(パンケーキスワップ)でファーミングを開始するには最初に下記リンクからPancakeSwap(パンケーキスワップ)にアクセスします。
【PancakeSwap(パンケーキスワップ)公式サイトはこちら】
次に「ウォレット接続」をクリック。
メタマスクを選択し接続します。
STEP
流動性を追加する
次に画面上の「トレード」から「流動性」を選びます。
設定画面がポップアップするので預ける通貨ペアを選んで、流動性の画面からそれぞれ預ける通貨の数量を入力します。
このときそれぞれの通貨が1:1になるようにする必要があります。流動性を追加すると、その通貨ペア分のLPトークンが発行されメタマスクへ保管されます。
STEP
CAKEを回収する
預けている間、利息としてCAKEが獲得できます。CAKEは「収穫」をクリックするとが回収できます。
都度手数料としてBNBが必要になるので、ある程度たまってから収穫しましょう。
おすすめ
回収したCAKEは再びPancakeSwap(パンケーキスワップ)でファーミングすると非常に効率よく資金を増やすことができます。
このように各ステーブルコインとのペアの年利が非常に高いので、比較的安定的に利益を獲得することが可能です。
Venusprotocol(ビーナスプロトコル)に関するよくある質問(Q&A)
最後にVenusProtocol(ビーナスプロトコル)に関するよくある質問にQ&A形式で回答していきます。
BSC以外のチェーンでも使えますか?
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)はバイナンススマートチェーン(BSC)上に構築されたプロジェクトですので、他のチェーンでは使うことができません。
メタマスク以外のウォレットでも接続可能ですか?
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)では下記のウォレットに対応しています。
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)対応のウォレット
- MetaMask
- CoinBase Wallet
- Trust Wallet
- WelletConnect
- Binance Chain Wallet
- Brave Wallet
- Infunity Wallet
- BitKeep
- Ledger
スマホで使用することは可能ですか?
可能です。スマホアプリ「メタマスク」の「ブラウザ」からビーナスプロトコルに接続すればPCと同じように使用することができます。
ビーナスプロトコルのリスクは?
Venus Protocolで借入するときは、預けている通貨を担保にする必要があります。
担保率を超えると精算され、通貨は没収されるため借入にはリスクを伴います。
まとめ
VenusProtocol(ビーナスプロトコル)は一度ハッキングの被害にあってはいますが、利用者には被害はなく、その後については大きなトラブルは出ていない状況です。
また、バイナンスが出資をしていると言う点でVenusProtocol(ビーナスプロトコル)については、さまざまあるDeFiプロジェクトの中でも信頼性が高いプロジェクトです。
特に、同様のプロジェクトは他のチェーンでもありますが、BSC上のプロジェクトのため手数料が安いなどのメリットがあります。
同時にPancakeSwap(パンケーキスワップ)などの便利なDeFiプロジェクトが多数あるので利便性が高い点もメリットでしょう。
DEXやDeFiは難しいと言う印象が先行してしまいますが、これからは分散型の取引が主流となります。
ぜひこの記事を参考にVenusProtocol(ビーナスプロトコル)を上手に使いこなし、仮想通貨の売買だけでないインカムゲインを得ていきましょう。
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参考文献
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