WLFIのポートフォリオ、総額2.46億ドルに到達
トランプ次期大統領の一家が主導する暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「World Liberty Financial(ワールド・リバティ・ファイナンシャル:以下、WLFI)」が、新たに14,403 ETH(約4,708万ドル、73億円相当)を購入したことが明らかになった。これにより、WLFIのポートフォリオは総額約2.46億ドル(約380億円)に達した。
ブロックチェーン分析企業「Lookonchain(ルックオンチェーン)」によれば、この購入は19日23時頃から20日7時頃(日本時間)にかけて実施された。この間、WLFIは断続的に取引を行い、約4,800万USDC(74億円相当)を費やしてイーサリアムを買い増したという。最終的に購入されたイーサリアムの総量は14,403 ETHに上る。
WLFIは、イーサリアム以外にも多くの仮想通貨を保有している。その中には約1.2億ドル(約187億円)相当のドルステーブルコインのほか、LINK約7.8万枚(約2.9億円)、AAVE約6,137枚(約2.9億円)などが含まれている。
トランプ氏は日本時間21日の大統領就任を控え、仮想通貨分野での活動を急速に展開している。18日には自身の名前を冠した公式ミームコイン「TRUMP」を発行し、さらに20日には妻メラニア氏の公式ミームコイン「MELANIA」をローンチした。これらの取り組みは、トランプ氏が仮想通貨分野に強い関心を寄せていることを示しており、新政権の経済政策の一環として位置付けられる可能性が高い。
トランプ氏の仮想通貨市場への積極的な関与は、政治と金融技術の交差点における新たな可能性を示している。しかし同時に、規制の明確化や市場の安定性確保といった課題も存在する。トランプ新政権がこれらの課題にどのように向き合い、仮想通貨分野をどのように形作っていくのか、今後の動向に注目が集まる。
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