米ビットコイン投資企業ストラテジー(旧マイクロストラテジー、MSTR)は2日、1月26~2月1日の期間に855 BTCを約7,530万ドル(約116億円)で追加購入したと発表した。これにより、同社のビットコイン保有総量は713,502 BTCに達し、時価評価額は約8.6兆円にのぼる。
株式売却で164億円調達、、市場調整局面でも攻めの姿勢崩さず
今回の購入価格は1 BTC
BTCあたり約87,974ドルで、これにより同社の平均取得価格は1 BTCあたり約76,052ドルとなった。今回の購入は、同社の随時売出しプログラム(ATM)を通じた普通株式(クラスA普通株)67万3,527株の売却により行われ、約1億610万ドル(約164億円)の純収入を得た。
2月1日時点で、総額約376億ドル(約5.8兆円)相当の発行枠が以下のとおり残っており、今後も同様の手法でビットコインを追加購入する余力がある。
- STRK:約203億ドル(約3.1兆円)
- クラスA普通株式:約80億ドル(約1.2兆円)
- STRD:約40億ドル(約6,168億円)
- STRC:約36億ドル(約5,551億円)
- STRF:約16億ドル(約2,467億円)
一方、足元のビットコイン相場は調整色が強まっている。直近の下落により、価格は平均取得単価を割り込み、保有分は一時的に「含み損」の状態となった。同社が含み損を抱えるのは、2023年10月以来、約2年3ヶ月ぶりのこととなる。
ストラテジーによるビットコイン購入履歴をリアルタイムで追跡できる「Saylortracker.com」によると、一時261億ドル(約4兆円)あった含み益は、現在わずか約14億ドル(約2,173億円)まで縮小している。
オンチェーンデータ分析プラットフォーム「CryptoQuant(クリプトクオント)」のCEOであるキ氏によれば、今回の上昇相場を牽引した主役はストラテジー社の猛烈な買い上げだった。個人や他機関の参入が追いついていない中で「頼みの綱」が含み損水準に沈んだ今、相場の燃料が供給されにくくなれば、市場は支えを失い、想定以上の調整や長期停滞を強いられる恐れがある。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=155.1円、1 BTC=12,105,544円)




