暗号資産(仮想通貨)分析プラットフォーム「SoSoValue(ソソバリュー)」は28日、分散型取引所(DEX)「SoDEX(ソデックス)」のメインネットを正式にローンチしたと発表した。これに伴い、同取引所は「アーリーバードアクセス」フェーズに移行し、テストネット参加者を対象に早期アクセスおよびホワイトリスト登録の受付を開始した。
ホワイトリスト登録者8万人、新興DEXに熱視線
独自のレイヤー1ブロックチェーン「ValueChain(バリューチェーン)」上で構築されたソデックスは、今年6月よりテストネットを公開。専用のテレグラムグループで参加申請と申請フォームへの記入を進めることで、テストトークンを使った擬似的な取引を可能にしていた。
その後、ソデックスは10月22日に「クローズアルファフェーズ」を開始。トップバグ報告者や初期ユーザーなど、限られたメンバーのみがアクセス可能な段階に移行した。今回発表された「アーリーバードアクセス」は、その次の段階にあたるもので、同社のプレスリリースによるとすでにホワイトリスト登録者数は8万人を超えているという。
今後の展開としては、ソデックスでは11月28日より全てのテストネットユーザーのアクセスを解禁し、12月28日からは紹介プログラムを通じた新規ユーザーの受け入れが順次始まる予定だ。さらに2026年初頭にはエアドロップ報酬プログラムが予定されており、取引活動を通じてポイントを蓄積したユーザーへ報酬が配布される見込みだ。
SOSOの機能性も拡張、前日比4.74%の上昇を記録
今回のメインネット移行にあわせ、ソソバリューは独自トークン「SOSO」の機能拡張も発表した。SOSOは今後、バリューチェーン上でのガス代支払いに利用されるほか、ネットワーク運営の意思決定を担うガバナンストークンとしての役割も持つようになる。この発表を受け、SOSOは28日に一時0.95ドルを突破し、前日比4.74%高で取引を終えている。

ソソバリューはデータ分析を軸に暗号資産市場の情報提供を行ってきたが、今回の動きによって「データ×取引」という新たなエコシステムの構築がさらに加速された形だ。今後のソデックスの段階的なメインネットローンチやエアドロップがもたらす市場への波及効果に注目していきたい。
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