東証スタンダード上場のメタプラネット株式会社(3350)は1日、ビットコイントレジャリー事業の一環として5,268ビットコインを約917億円で追加購入したと発表した。累計保有枚数は30,823BTC、総購入金額は4,898億7,000万円となった。
平均取得単価1,590万円で戦略的保有拡大
今回の追加購入における平均購入価格は1BTC当たり1,739万9,629円。これまでの累計平均購入価格は1,589万3,013円となっている。同社は資本市場活動および営業収益からの資金を活用し、戦略的にビットコイン保有高を増加させている。
同社は株主価値増大を目的としたビットコイン取得戦略のパフォーマンス評価に「BTCイールド」を採用。2025年7-9月期のBTCイールドは33.0%を記録した。過去の実績では2024年10-12月期に309.8%、2025年1-3月期に95.6%、2025年4-6月期に129.4%を達成している。
同社は7月以降、第19回普通社債の段階的償還と第20回新株予約権の複数回行使を実施。さらに9月には機関投資家向け海外公募により3億8,500万株の新規普通株式を発行し、購入資金を調達した。
完全希薄化発行済株式1株当たりのビットコイン保有量は0.0214885BTC(1,000株当たり21.4885BTC)となっている。同社は2024年12月18日にビットコイントレジャリー事業を正式事業として位置づけており、継続的な買い増しを通じて保有高を拡大している。
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