キリフダ、JPYCのオンチェーン情報ダッシュボードを公開

shoko-koyama
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Duneより引用

キリフダ株式会社は27日、日本円ステーブルコイン「JPYC」に関するオンチェーン情報をまとめたダッシュボードを公開したと発表した。本ダッシュボードは、JPYCの健全性と透明性を確保するもので、ブロックチェーン上のトランザクションデータを基に構築されている。JPYCの裏付け資産管理とは独立した第三者の視点から、客観的な情報を提供する。

JPYCの発行開始を受けて公開

JPYC株式会社は2025年8月に資金移動業者のライセンスを取得し、10月27日よりJPYCの発行・償還を開始した。

2025年10月時点で、世界のステーブルコイン市場は3,000億ドル近くが流通している。日本国内では2023年6月の改正資金決済法施行により、ステーブルコインの法的基盤が整備された。キリフダは、これまで培ってきたWeb3技術の知見を活かし、この新たな金融インフラの健全な発展をサポートする。

ダッシュボードの主な内容

本ダッシュボードでは、以下の情報を誰もが確認できる。

出典:Dune

発行・焼却状況では、現在流通しているJPYCの総発行量、各チェーンでの発行・焼却に関するトランザクションが表示される。流通状況では、日次でのJPYCの流通量、トランザクション数、アクティブウォレット数が確認可能だ。

出典:Dune

保有ウォレット状況では、JPYCを保有するウォレット数、大口保有者の比率、保有ウォレットの詳細が公開されている。

本ダッシュボードは、オンチェーンデータの可視化・分析ツール「Dune」を利用している。キリフダは、Duneの日本コミュニティ「Dune Japan」の運営も行っており、オンチェーンデータの利活用を推進している。

同社は今後もダッシュボードの機能拡充を図り、JPYCの利用状況に関するより深いインサイトを提供していく予定だ。

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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