近年、地方自治体によるDAOやNFTなどのWeb3技術を活用した取り組みが活発化しています。今回は、岩手県紫波町が進める「Web3 Town Shiwa」プロジェクトについてご紹介します。
紫波町とは

紫波町は岩手県のほぼ中央に位置し、盛岡市と花巻市の間にある自然豊かで農業が盛んな町です。町内を流れる北上川や、四季折々の風景が楽しめる山々に囲まれ、古くからの文化と調和したのどかなまちです。持続可能なまちづくりに取り組む「オガールプロジェクト」などでも知られ、デジタル技術の導入にも積極的です。
紫波町が実施する「Web3 Town Shiwa」プロジェクトとは

「Web3 Town Shiwa」は、紫波町が「SOKO LIFE TECHNOLOGY株式会社」と連携し、NFTやDAOを通じて町内外の人々とつながることを目的としたWeb3活用プロジェクトです。地域の資源や文化をデジタルコンテンツとして展開することで、新たな関係人口の創出や、地域ブランドの発信を図っています。
SNSを通じた情報発信や交流も活発で、公式X(旧Twitter)やDiscordコミュニティ「Web3 Town Shiwa」では、町民と全国のWeb3ユーザーが情報を共有し合っています。また、トークイベント「Web3Talk@Shiwa」も開催され、町ぐるみでWeb3の活用を模索しています。
「Web3 Town Shiwa」の具体的な仕組みとNFT活用

①「しわ黒豚×ゲームアイテムNFT」
紫波町のブランド豚「しわ黒豚」と、ブロックチェーンゲーム「くりぷ豚レーシングフレンズ」内で使用できるNFT「紫波町オリジナルくりぷトン」をセットにしたふるさと納税返礼品が、SOKO LIFE TECHNOLOGYとの連携で開発されました。ゲーム内での使用とリアルな特産品が組み合わさった新しい地域参加の形として話題を呼びました(※こちらは令和4年度で提供終了)。
②「FurusatoDAO ロゴNFT」
現在提供中のNFT返礼品として注目されているのが、「FurusatoDAO ロゴNFT」です。「地域を超えて多様な人材との結びつきを創る」という理念のもと、紫波町内の伝統工芸家・小田中耕一氏が手がけた温かみのあるデザインが特徴。ロゴは黄色と茶色を基調とし、地域の“つながり”を表現しています。
このNFTは、以下のふるさと納税サイトで返礼品として入手可能です:
Web3技術を活かした「紫波町らしい」返礼品として、NFTを通じて地域文化と支援者がつながる新しい体験を提供しています。
今後の展開と期待
紫波町では、今後もWeb3の技術を活用した地域活性化に取り組む方針です。NFTやDAOの活用は、新たなコミュニティの形成や地域の魅力発信の手段として、ますます可能性を広げています。これからのWeb3 Town Shiwaの進化に、多くの自治体が注目していくことでしょう。
おわりに
岩手県紫波町の「Web3 Town Shiwa」は、地域資源とデジタル技術を融合させた先進的な地方創生プロジェクトです。ふるさと納税を通じてNFTで地域とつながるこの新たな試みに、今後も目が離せません。
参考リンク
- 紫波町公式ホームページ:https://www.town.shiwa.iwate.jp/
- Web3 Town Shiwa X:https://x.com/Web3TownShiwa