【9/29 仮想通貨ETF動向】3銘柄がそろって流入、ソラナ現物ETF承認に期待感

shoko-koyama
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29日の米国暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインとイーサリアムの現物ETFがそろって大幅な資金流入を記録し、ソラナの現物ステーキングETFも堅調に推移した。

ビットコイン(BTC)現物ETFの動向

ビットコイン現物ETFは5億1,800万ドルの純流入となり、2日ぶりに資金流入へ転じた。銘柄別では、FBTC(Fidelity Wise Origin Bitcoin Fund)に2億9,870万ドル、ARKB(Ark 21Shares Bitcoin ETF)に6,220万ドルの流入があり、の他の銘柄も小幅な流入を記録した。一方、IBIT(iShares Bitcoin Trust)は4,660万ドルの流出、BTCW(Bitcoin World ETF)は横ばいとなった。

ETF開始以来の累計純流入額は572億9,900万ドルに拡大している。

イーサリアム(ETH)現物ETFの動向

イーサリアム現物ETFは5億4,690万ドルの純流入となり、5日ぶりに流入へ転じた。5億ドル超の資金流入は8月14日以来となる。

すべての銘柄で資金流入が見られ、特にFETH(Fidelity Ethereum Fund)に2億220万ドル、ETHAに1億5,420万ドルの流入を記録した。

開始以来の累計純流入額は136億9,000万ドルに拡大している。

ソラナ(SOL)現物ステーキングETFの動向

ソラナ現物ステーキングETFは320万ドルの純流入となり、引き続き堅調な動きを示した。開始以来の累計純流入額は3億1,190万ドルに達し、アルトコインETFとして安定した投資家需要を示している。


バルチュナス氏「ソラナETF承認は時間の問題」

ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は30日、ソラナ現物ETFの承認がほぼ確実であると指摘している。米国証券取引委員会(SEC)の手続き簡略化により、19b-4提出の必要がなくなり、残るはS-1申請の正式承認のみとなった。

バルチュナス氏はさらに、ソラナのS-1申請書の第4回修正が提出されたことを踏まえ、承認はいつ下りてもおかしくない段階にあると述べている。投資家に対しては、正式承認に備えた準備を呼びかけ、市場の大きな転機が迫っていることを示唆した。


29日の米国暗号資産市場では、ビットコインとイーサリアムの現物ETFに大規模な資金流入が入り、市場に強気ムードが広がった。ソラナの現物ステーキングETFも小幅ながら流入を積み上げ、安定した需要を示している。

さらに、バルチュナス氏が指摘したようにソラナETFの承認は時間の問題とされており、市場参加者の期待は一段と高まっている。SECによる承認プロセスの簡略化が追い風となり、今後のETF市場に新たな資金流入が加速する可能性があるだろう。

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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