コインベースとクラウドフレアがx402財団設立──AI決済の標準規格確立へ

水澤 誉往
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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コインベースとクラウドフレアは23日、AI主導の決済プロトコル「x402」の標準化を推進する「x402 Foundation(x402財団)」の設立を発表した。HTTP「402 Payment Required」ステータスコードを活用し、ウェブインタラクションに決済機能を直接組み込む革新的な仕組みだ。

HTTP 402活用でマシン間決済を実現、従来システムの限界を突破

x402プロトコルは、AIエージェント、API、アプリケーション間でデータ交換と同様にシームレスな価値取引を可能にする。従来の決済システムが人間向けに設計されていたのに対し、x402はマシン間取引に特化し、リアルタイムのステーブルコイン決済を実現している。

同プロトコルの用途は多岐にわたり、従量課金制AI研究、オンデマンドデータ配信、クリエイター向けマイクロペイメント、ストレージ・メディア決済、エージェント間コマースなどの変革的ユースケースが既に展開されている。

x402財団は、オープンで中立的な標準として同プロトコルのガバナンスを確立し、開発者への助成金提供、ツールとリソースの整備、プラットフォーム間の相互運用性確保に注力する。クラウドフレアは自社の従量課金クロール ベータ版にx402の後払い機能を追加予定だ。

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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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