- リップル(XRP):4時間足雲上抜け後の押し目局面、1時間足短期HMA上抜けで1.95ドル視野
- ビットコイン(BTC):90,500ドル上抜けが分岐点、押し目形成後の再上昇に注目
- イーサリアム(ETH):4時間足長期HMA維持が条件、3,060ドル再トライの形か
- ソラナ(SOL):急騰後の調整待ち、1時間足中期HMA上抜けで134円目標
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMA付近から上昇に転じる
- 1時間足短期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1.95ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足短期HMA直下
リップル(XRP)は現在、1.89ドル付近を推移している。28日に日足中期HMAを上抜けた後、4時間足一目均衡表雲に上昇を抑えられる展開が続いていたが、本日に入り急騰し、4時間足一目均衡表雲を明確に上抜けた。
足元では急騰後の反発による調整局面に入っているものの、4時間足一目均衡表雲を上抜けたことで、4時間足レベルでも上昇圧が生じていると判断できる。今後、1時間足中期HMA付近までの押しを経て上昇に転じ、1時間足短期HMAを上抜ける展開となれば、1時間足レベルで上昇トレンドが成立しやすく、短期目線では1.95ドル付近までの上昇が視野に入る。ロングエントリーは1時間足中期HMA付近からの反発と、1時間足短期HMAの上抜けを条件とし、損切りは1時間足短期HMA直下を想定する。
一方で、1.95ドル付近は4時間足レベルで意識されるレジスタンスラインであり、4時間足ではボリンジャーバンドアッパーバンドがスクイーズ状態で控えていることから、短期的には上昇が一服する可能性がある点には注意が必要だ。ただし、4時間足一目均衡表雲より上で価格を維持できる場合は、4時間足レベルで上昇トレンドが成立し、その後1.95ドルを突破して一段上の展開へ移行する可能性も残されている。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMA付近を起点に上昇に転じる
- 90,500ドル付近を上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲下端
- 損切り目安:
- 90,500ドル直下
ビットコイン(BTC)は現在、89,900ドル付近を推移している。27日以降は短期的に方向感のない値動きが続いていたが、本日は急騰し、4時間足で意識されていたレジスタンスラインの90,500ドル付近まで上昇した。現在は同水準で一時的に上値を抑えられ、やや反発を受けている状況だ。
4時間足ではボリンジャーバンドがエクスパンションを示しており、相場の勢いは上昇方向に傾いていると判断できる。ただし、短期的にはボリンジャーバンド到達後の局面であるため、一旦押し目形成に移行する可能性が高い。1時間足中期HMA付近までの押しを経て再度上昇に転じ、90,500ドルを明確に上抜ける展開となれば、日足一目均衡表雲下端までの上昇が視野に入る局面だ。ロングエントリーは1時間足中期HMA付近を起点とした反発、および90,500ドルの上抜けを条件とし、損切りは90,500ドル直下を想定する。
日足では、今後価格が一目均衡表の雲内に突入できるかが中期的な注目点となる。雲内に入る場合は上昇圧が強まり、94,000ドル付近までの上値余地が意識されやすい。一方で、雲下端で反発した場合は日足短期HMA付近までの下落も想定される。ただし、現状は日足レベルで下落圧の減少が継続しており、日足短期HMAを明確に割らない限り、再度上昇へ転じる可能性は残されていると判断する。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMAを割らずに上昇に転じる
- 1時間足レベルで上昇トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲下端付近(3,060ドル付近)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、3,030ドル付近を推移している。27日以降は日足短期HMAに支えられる形で下値を切り上げる値動きが続いていたが、本日は急騰し、4時間足ボリンジャーバンドおよび日足一目均衡表雲下端付近まで上昇した。現在は同水準で上値を抑えられ、短期的には反発を受けやすい局面にある。
4時間足ではボリンジャーバンドがエクスパンションを示しており、相場の勢い自体は上昇方向に傾いている。ただし、現在の高値は4時間足で意識される抵抗帯であり、かつ日足一目均衡表雲下端と重なる水準であるため、短期的には一旦反落し、押し目形成に移行する可能性が高い。現段階では高値追いは避け、4時間足長期HMA付近までの押しを待つ戦略が妥当だ。
4時間足長期HMAを割らずに反発し、1時間足レベルで高値・安値を切り上げる上昇トレンドが成立した場合は、中期目線でのロングエントリーが有効となる。その場合の上値目安は、再度日足一目均衡表雲下端となる3,060ドル付近を想定する。損切りはエントリー時点での直近安値を基準とし、4時間足長期HMAの明確な下抜けには注意が必要だ。
長期的には、日足短期HMAを維持できている限り、下落圧は徐々に減少していると判断できる。この状態が続けば、次の焦点は日足一目均衡表の雲内に価格が突入できるかどうかとなる。雲内に入る展開となれば、短中期的な上昇圧が一段と強まり、3,250ドル付近を視野に入れた戦略を検討できる局面へ移行するだろう。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA付近で4時間足レベルの押し目を形成後1時間足中期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 134円付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ソラナ(SOL)は現在、128円付近を推移している。28日に4時間足長期HMAを上抜け、4時間足レベルで上昇傾向へ移行したものの、その後は伸び悩む展開が続いていた。しかし本日は上昇が加速し、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドを一時的に突き抜ける動きとなっている。
もっとも、現状では4時間足ボリンジャーバンドが明確なエクスパンションに入っているとは判断しづらく、短期的には急騰後の反動による下落、もしくは押し目形成に移行する可能性が高い局面だ。ただし、4時間足長期HMAを上抜けた構図自体は維持されており、中期的には上昇圧が残っていると判断できる。このことから今後、1時間足長期HMA付近まで調整し、4時間足レベルの押し目を形成した後に1時間足中期HMAを上抜け、1時間足レベルで上昇トレンドが成立する場合は、中期目線でのロングエントリーが有効となる。その際の上値目安は134円付近を想定し、損切りはエントリー時点での直近安値を基準とする。
長期的には、日足MACDから下落圧の減少が読み取れ、日足短期HMAを明確に下抜けない限りは、上昇基調が継続する可能性が残されている。ただし、日足一目均衡表の雲を明確に上抜けるまでは、上昇トレンドへの完全な転換と判断するのは難しく、一定の下落リスクを考慮した上で慎重にロングポジションを構築する必要があるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7




