- イーサリアム(ETH):日足短期HMA割れで下降トレンド確度高まり、3,800ドル目標
- ビットコイン(BTC):4時間足長期HMAを維持できれば日足雲上端116,000ドルを試す展開
- リップル(XRP):日足短期HMAを下抜けすれば2.7ドル付近まで下落余地
- ぺぺコイン(PEPE):日足短期HMA割れとエクスパンション発生で0.0000083ドルが焦点
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 日足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3,800ドル付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直上、もしくはエントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、4,100ドル付近を推移している。昨日日足短期HMAを上抜けて以降は短期的な上昇を見せたが、現在は4時間足長期HMAに上値を抑えられている。
このラインは4時間足レベルで確認できる戻り高値(4,230ドル)付近でもあるため、もし明確に突破できれば下落リスクは低下すると考えられる。しかし、同時に4時間足ボリンジャーバンドが収縮していることから、上値余地は限定的と判断できる。
一方で、この水準および4時間足・日足長期HMAを抜けない状態が続く場合には、売り目線を維持すべき局面だといえる。ただし、価格下部には日足一目均衡表雲下端や日足短期HMAが位置しているため、これらを下抜けする動きが確認されなければショートの確度は高まりにくい。そのため、1時間足で下降トレンドが成立しつつ日足短期HMAを下抜けした局面では、3,800ドル付近までの下落を狙えると考えられる。
中長期的には4時間足ボリンジャーバンドが収縮しており、そのため相場は4,300ドルから3,800ドルのレンジを形成する可能性が高い。さらに、レンジとなった場合は日足長期HMAを挟む形になるため、上昇・下落いずれの方向にも振れやすい状況といえる。したがって、方向感を得るには短期的な強い値動きとともにボリンジャーバンドのエクスパンションが必要となる。
そして、もし上昇あるいは下落のいずれかでこの動きが発生した場合、新たなトレンドが始まる可能性があり、その流れに追随できる準備が求められる段階である。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMAを下抜けしない状態で押し目形成後上昇の値動きとなったポイント
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲上端(116,000ドル)付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、114,480ドル付近を推移している。昨日は日足中期HMAで一旦上昇を抑えられたものの、その後1時間足レベルで上昇トレンドを形成し、4時間足長期HMAおよび4時間足一目均衡表雲を上抜けした。これにより4時間足で確認できる戻り高値ライン113,920ドルを突破し、買い優勢の地合いとなっている。
短期的には、4時間足長期HMAを下抜けしない状態で押し目を形成した後に再上昇する値動きとなれば、日足一目均衡表雲上端116,000ドル付近までの上昇が狙える展開である。ただし同水準には4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドが収縮しながら位置しており、更なる上昇には強い買い圧力が必要となる。
一方で、もし強い上昇圧が発生しボリンジャーバンドがエクスパンションを伴う動きとなれば、中長期的には日足長期HMAを目標とした上昇シナリオへ移行する可能性もあるため注視が必要だ。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 日足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(2.7ドル付近)
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直上、もしくはエントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、2.88ドル付近を推移している。昨日は日足短期HMAを上抜けして短期的な上昇を見せたが、4時間足長期HMA付近で上昇を止められ、1時間足レベルでは上昇圧力の減退がうかがえる状況である。
また、4時間足では一目均衡表雲上端付近で抵抗を受けており、日足・4時間足のチャート配置からも下落優勢の流れが意識される。そのため、短期的には下落の動きが確認され、日足短期HMAを再度下抜けするまでは様子見の段階にある。今後、1時間足レベルで下降トレンドを形成しながら日足短期HMAを下抜けした場合には、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近である2.7ドル付近までの下落が視野に入るだろう。
中長期的には現在4時間足ボリンジャーバンドが収縮してきていることから、ボリンジャーバンドの範囲内でレンジ状態となる可能性が高い。ただし、日足一目均衡表雲より下に価格が位置している限りは下落優勢と考えられるため、下落が再開した場合のシナリオを準備しておく必要があるといえる。
ぺぺコイン(PEPE)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 日足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(2.7ドル付近)
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直上、もしくはエントリー時点での直近高値
ペペコイン(PEPE)は現在、0.00000925ドル付近を推移している。26日に0.00000885ドルまで下落して以降、4時間足レベルで下落圧の減少となりながら横ばいの値動きを続け、現在は4時間足一目均衡表雲直下に価格がある。
現状短期的な下落の勢いはないが、日足MACDは依然として下落優勢であり、4時間足・日足のチャート配置も下落トレンド継続の形となっている。そのため、下落の動きが強まり日足短期HMAを下抜けしたうえで、4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴い、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立すれば、0.0000083ドル付近までの下落が視野に入ると考える。
一方、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドで反発した場合はボリンジャーバンドの範囲内でレンジ相場となる可能性がある。しかし、日足中期HMAを上抜けしない限りは日足レベルで一時的な押し目形成の動きと判断できるため、仮に反発があっても売り目線は継続し、日足レベルで下降の準備が整うのを待つ戦略が有効といえる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7