- 日足長期HMAがサポートとして機能、中・長期で強気と判断
- 日足中期HMAに価格が近づくまで上昇が停滞する可能性あり
- 再度上昇トレンドが確認されれば70,000ドル付近までの上昇が見込める
ビットコイン(BTC)は先週日足長期HMAを上抜けし、現在価格は、63,058.23ドル付近を推移している。現状、日足長期HMAがサポートとして機能している動きが見られるため、中・長期でも強気相場と判断して良い。ただ、日足中期HMAから価格が剥離していることから一旦上昇が停滞する可能性のある相場状態だ。
この記事では、現在のチャートの分析を詳しく解説し、今後の展望を考察する。
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
- ライン
- 日足:黄色
- 4時間足:オレンジ
- 1時間足:紫
チャート分析(BTC/USDT)今週の予測
日足チャート

先週ビットコインは長期HMAを価格が上抜けし、長期HMA付近(62.278ドル付近)で下落が止まり、反発していることを確認できることから(4時間足チャート参照)、中・長期で強気相場に突入した可能性が高い。
ただ、64,000付近で上昇を止められており(4時間足チャート参照)、さらに中期HMAから価格が剥離していることから、65,041.58ドル付近のレジスタンスラインを上限として、一旦日足中期HMA付近まで価格が戻ると判断する。
長期的には、ある程度リスクを許容できるなら、再度長期HMA付近まで価格が戻った時に「買い」ポジションを仕込む戦略もある。しかし、長期HMAを下抜けし、中期HMAに価格が近づく動きをすることも十分考えられるため、中期HMA付近で価格が反発後、下位足でトレンドを形成するまでは買いポジションは控えたほうが得策だろう。
中期HMA付近に価格が近づき再度上昇を開始した場合は70,000ドルから73,000ドル付近まで上昇すると予測する。
中長期目線:エントリーポイント、利確・損切り位置
ロング

- エントリーポイント:(エントリー条件)
- 4時間足長期HMA付近(日足中期HMA付近)で価格が反発
- 4時間足中期HMAを価格が上抜け
- ダウ理論成立
- 利確目安:
70,000ドル付近 - 損切り:
エントリーした際の直近安値
※価格が日足長期HMAを下抜けしている場合は、再度上抜け後にエントリー
ショート
中・長期共にエントリーポイントなし
総括(今後の見通し)
ビットコインは中長期に強気相場に突入したと考えて良いが、日足中期HMA(4時間足長期HMA)から価格が剥離していることから、65000ドル付近を上限として短・中期のレンジとなる可能性が高い。また、日足長期HMAを価格が一旦下抜けする可能性もある。
そのため、買いポジションは1時間足もしくは4時間足でトレンド発生を確認してから持つほうがリスクは少ないだろう。また、次に上昇の確認ができた場合、70,000ドル付近までの上昇を見込めるが、65,000ドル付近で反発するリスクもあるため値動きには注意すべきだ。
関連:【チャート分析】ビットコイン(BTC):62,000ドル到達、64,000ドルまで上昇期待できる【9月19日】
関連:チャート分析ツール「トレーディングビュー」の使い方