セルフカストディ型ウォレット大手のビットゲットウォレットは1日、ATM手数料無料で現金引き出しが可能な物理カード「Bitget Wallet Card(ビットゲットウォレットカード)」の提供を開始した。
アジア太平洋地域から導入、年間15万ドルの利用枠に対応
本カードは、欧州やアジアなど50以上の市場で展開済みの仮想カード機能を物理形式へ拡張するもの。まずはアジア太平洋地域(APAC)から導入し、順次世界市場へ拡大する計画だ。
ユーザーはオンラインや実店舗での買い物のほか、ATMからの現金引き出しに暗号資産残高を利用でき、すべての購入および現金引き出しにおいて、外貨両替手数料は無料だ。
このカードは、自己管理型の資産を日常生活でより使いやすく設計されており、Apple Pay(アップルペイ)やGoogle Pay(グーグルペイ)にも対応している。決済資金は、Solana(ソラナ)、TRON(トロン)、Ethereum(イーサリアム)、Base(ベース)上のUSDT
USDTおよびUSDC
USDCを通じて提供される。
物理カードの利用限度額は、1日あたり最大12万ドル(約1,908万円)、年間最大15万ドル(約2,385万円)に設定されている。また、対象となる支出や現金引き出しに対して、月額最大600ドル(約9万5,400円)の手数料無料枠が設けられている。早期アクセスユーザーには、プロモーション期間中、月額最大800ドル(約12万7,200円)の手数料無料枠が提供され、カードの申し込み時には1回限りの発行・配送料が適用されるが、紹介プログラムを通じて全額を取り戻すことが可能である。
ビットゲットウォレットのCOOであるアルビン・カン氏は、物理カードの重要性について、暗号資産の保有と実際の生活とのギャップを埋めるものであると強調した。多くのユーザーにとって日常的な金融活動はレジやATMで行われており、その体験を自己管理型ウォレットに取り入れることで、デジタル資産が日常の支出の一部としてより実用的で使いやすくなるとしている。
暗号資産を日常的な決済手段として利用できる環境の整備が進んでおり、特に自己管理型ウォレットと物理カードの組み合わせは、ユーザーの利便性を大きく向上させる取り組みである。今後、他の地域への展開やエコシステムパートナーとの連携によるカスタマイズカードの提供など、さらなるサービスの拡充が期待される。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159円)
関連銘柄:
USDT
USDC




