ビットコイン保有量ランキングは世界7位
東証スタンダード市場に上場する「株式会社Metaplanet(メタプラネット、証券コード:3350)」は28日、ビットコイントレジャリー事業の一環として、780 BTCを追加購入したと発表した。今回の購入総額は約136億6,600万円に上る。
メタプラネットの発表によると、今回の追加購入により、同社が保有するビットコインの総量は17,132 BTCとなった。これまでの累計購入総額は2,532億8,200万円、平均取得単価は1 BTCあたり14,784,159円となる。
同社は7月14日にも797 BTCの購入を発表しており、わずか2週間で約1,500 BTCを買い増した形だ。
メタプラネットは、米「Strategy(ストラテジー、旧マイクロストラテジー)」と同様に、財務資産の主要な部分をビットコインで保有する「ビットコイントレジャリー戦略」を掲げる企業として、国内外から大きな注目を集めている。
同社は、株主価値の増大を目的としたビットコイン取得戦略のパフォーマンスを評価する独自の経営指標として「BTCイールド」などを採用。これは、株式の希薄化を考慮した上で、1株あたりのビットコイン保有量がどれだけ増加したかを示す指標であり、同社の戦略が株主にとって有益であるかを可視化するものだ。発表によると、2025年7月1日から28日までのBTCイールドは22.5%となっている。
企業のビットコイン保有状況を集計するデータベース「Bitcoin Treasuries」によると、メタプラネットのビットコイン保有量は、本稿執筆時点で世界の上場企業の中で第7位にランクインする規模となっている。
継続的な買い増しによって、世界トップクラスのビットコイン保有量を実現したメタプラネット。日本のビットコイントレジャリー戦略の先駆者として、同社の動向は今後も市場の大きな注目を集めそうだ。
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