ビットコイン
BTCは9日現在、7万ドル付近で比較的底堅く推移しているが、一部の市場関係者はさらなる下値への警戒を呼びかけている。
長期的なレンジ相場への移行を示唆
HTFトレーダーのCenturion氏は9日、自身のXにて「現在市場は長期的なレンジ帯に位置する」との見解を示した。
現在のビットコインは週足ベースで重要な調整局面に入り、価格は7万3,700ドル〜4万9,000ドルのレンジへと移行している。このゾーンでは、月足オーダーブロック(OB)および年足サポート水準である6万4,100ドル付近が重なる形となり、一定の買い反応が見られているという。
しかし、これまでサポートとして機能していた月足OB(安値7万4,500ドル付近)はすでに割り込まれており、月足ローソク足もこの水準を下回って終了する可能性が高いと見られる。
そうなった場合、従来のサポートは今後レジスタンスへ転換する可能性がある。今後は、この水準へのリテストが発生した際の市場の反応が、次の展開を読み解く重要な判断材料となるだろう。
現時点で想定される最も現実的なシナリオは、急激なV字反転ではなく、一定の価格帯の中で時間をかけたレンジ形成によるボトム構築だ。明確な下限レンジはまだ確定していないが、中期的な視点では4万9,000ドル〜7万3,700ドルの範囲が高時間軸(HTF)のサポートゾーンとして意識される可能性が高いというのがCenturion氏の見立てだ。
底打ち前にダイバージェンス形成の可能性
暗号資産トレーダーのKing of the Charts氏は9日、自身のXにて「ビットコインのリスクオフ局面は現在も続いている」と指摘した。
同氏が用いるビットコインのリスクモデル指標によると、リスクラインは依然として下向きで推移しており、トレンド自体も悲観的な状態から抜け出せていない状況にある。この構造は、短期的な反発があったとしても、上昇トレンドへの本格的な転換には至っていない可能性を示している。
注目すべきは、底打ち前に形成されやすい「ダイバージェンス(逆行現象)」だ。King of the Charts氏は、リスクオフ指標が徐々に弱まりながらも、ビットコイン価格がさらに下値を更新することで、下落局面特有のダイバージェンスが形成される可能性を指摘している。
つまり、市場のリスク回避姿勢は次第に弱まる一方で、価格は遅れて最終的な安値を付けに行く展開が想定されている。
今後2月または3月に底を打った後、ベアマーケットラリー(弱気相場中の反発上昇)という比較的大きな反発局面が訪れる可能性はあると、同氏は分析している。
ビットコインの値動きは一旦落ち着きを取り戻したように見えるが、オンチェーンの動きを見るとまだまだ油断できない局面に変わりはない。今後も大胆なトレードは避け、リスクを最小限に抑えた立ち回りを心がけよう。
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