ビットコイン
BTCは11日に5日ぶりの陽線をつけ、9万ドル付近での底堅さを見せた。同時に、オンチェーンからは相場転換の接近を示唆する動きが複数確認されている。
クジラの行動に異変──大きな上昇の前兆となる可能性
ビットコイン分析アナリストのCryptosRus氏は12日、自身のXにて「大口投資家(クジラ)の動きが今後の大きな上昇を示唆している」と指摘した。
直近では、クジラたちがレバレッジをかけたロングポジションを計画的に縮小し、より安全なバランスシート重視のポジションへと資金を回す動きが目立っている。さらに、弱気相場でありがちな「パニック的な売却」を行っていない点も注目に値する。
過去の相場を振り返ると、クジラによる計画的なロング縮小が見られた後、市場が売り圧力を消化し切ったタイミングで、ビットコインはしばしば力強い上昇インパルスを見せてきた。この状況を受け、CryptosRus氏は「値動きだけではなく、クジラの動きを注視するべきだ」と投資家に呼びかけた。
マイニングコスト急上昇がビットコイン底値を示唆
オンチェーン分析アナリストのWimar.X氏は12日、自身のXにて「1ビットコインを採掘するのにかかるコストが約10万1,000ドルに達している」と指摘した。
一方、ビットコインの価格は約9万ドル前後にとどまっており、マイナーにとっては生産コスト割れの状態だ。一見するとネガティブに見えるこの状況だが、歴史的にはむしろ強気的な意味合いを持つとWimar.X氏は分析する。
価格が採掘コストを下回った場合、マイナーは設備投資や運営コストを抑え、売却を減らし、価格回復を待つケースが多い。その結果、過去のサイクルでも底値圏として機能しやすいゾーンとなっているのだ。もちろん、ここから即座に上昇するとは限らないが、リスクとリターンの関係が徐々に好転し始める段階に入った可能性は高い。
今後の流れとしては、個人投資家の多くがさらなる下落への恐怖から投げ売りを行い、その後、ビットコインの価格が再びマイニングコストを上回ると、一転して強気ムードが広がるとの見立てだ。
調整期間のタイムリミット迫る
トレード教育プラットフォーム、ザ・ヘブンのアナリストであるCold Blooded Shiller氏は12日、Xにて「ビットコインの大きな転換点が迫っている」との見解を示した。
ビットコイン相場では、大きな値動きが出た後の調整局面は比較的短いという特徴がある。過去の値動きを振り返ると、今回のようなケースの場合は概ね、6〜8週間ほどのレンジ推移を経て次のトレンドへ移行してきた。これは、売り圧力の消化とポジション整理を終え、需給が再びバランスするまでに必要な時間とも言える。
そして現在、調整期間はすでに約6週間が経過していることから、Cold Blooded Shiller氏は「もうすぐだ」と、大きなトレンド転換の接近を示唆した。
ビットコインが9万ドル付近での底堅さを見せる中、いよいよ相場転換を示す材料がそろってきた。リスク管理をしっかり行いつつ、最適なエントリータイミングを模索する局面が近づいていると言っていいだろう。
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