国内暗号資産(仮想通貨)交換業者のバイナンス・ジャパンは21日、決済サービス「PayPay(ペイペイ)」との連携を開始した。ユーザーはPayPay残高を使って暗号資産を購入できるようになる。
同社の販売所(モバイル版・ウェブ版)で、PayPayマネーによる暗号資産の購入と売却が可能となった。売却代金はPayPayマネーとして残高にチャージされる仕組みだ。PayPayアプリで設定すれば、PayPayポイントとの併用もできる。
少額から取引、手数料は出金のみ
取引は1,000円から始められ、24時間いつでも利用できる。入金時の手数料は発生しないが、出金には110円がかかる。取引額には制限があり、24時間で最大100万円、30日間で最大200万円までとなっている。これらの上限はPayPay側の規約に準拠する。
サービスを利用するには、バイナンス・ジャパンとPayPayの両方で本人確認を済ませる必要がある。モバイルアプリは最新版(iOS 3.6.2以上、Android 3.6.4以上)へのアップデートが必須だ。初回は、アプリ内の「資産の追加」からPayPayアカウントと連携する手続きを行う。
対象はあくまで販売所での現物取引に限られ、オーダーブック形式の取引所やステーキングサービス「Simple Earn」などは含まれない。また、PayPayマネーライトや期間限定ポイントは使えない点にも注意が必要だ。
バイナンス・ジャパンは今後もPayPayとの連携を強化し、利用者の利便性を高めていく方針を示している。




