大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスの創業者CZ(チャンポン・ジャオ)氏は2日、個人資産を用いてPerp DEX(分散型無期限先物取引所)「Aster(アスター)」の独自トークン「ASTER」を約2.9万枚購入したと発表した。これは、本記事執筆時点の市場価格で約3億円に相当する。
CZ氏発言が再び市場を揺らす
この発表を受け、ASTERの価格は37%超上昇した。

CZしは「私はトレーダーではありません。買って持ち続けます。」と述べ、長期保有する方針を示した。
アスターは2024年に誕生したPerp DEXで、バイナンスのベンチャーキャピタル部門バイナンスラボ(現YZi Labs)からの出資を受けており、CZ氏が度々言及し、強力に後押ししていることでも知られている。また、同じく人気のDEX「ハイパーリキッド」の有力な競合として注目を集めている。
CZ氏のASTER購入は、投資家心理に強いインパクトを与えた。市場が過剰に反応する構図は、同氏の影響力の大きさを改めて示している。とはいえ、価格上昇が実需を伴わない場合、反動も起こりやすい。中長期的な価値を見極める視点が求められる。
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