熱狂の中、Bitcoin Oridinalsをバイナンスの経済圏に取り込む
大手暗号資産(仮想通貨)取引所「Binance(バイナンス)」は9日、5月末からビットコインNFT「Bitcoin Ordinals」をサポートすると発表した。Binanceユーザーは、別途ビットコインウォレットを用意することなく、Bitcoin Ordinalsを売買できるようになる。
同社は、Binanceの「マルチチェーンエコシステム 」をさらに発展させるため、5月下旬から同社のNFTマーケットプレイスでOrdinalsをサポートすることを発表した。
「Bitcoin ordinals」は、2023年1月に匿名の開発者domo氏によって作られたOrdinals Protocol上で作成されるNFT。inscription(刻印)と呼ばれるプロセスを使用してビットコインブロックチェーンにデータを書き込むことができる。
関連:ビットコインネットワーク、BRC-20の台頭により歴史的混雑
Ordinals Protocolは、4月末から急速に発達しており、ビットコインネットワーク上の未承認取引数は脅威の48万件を超え、取引の遅延・高額な手数料が発生した。仮想通貨取引所最大手であるBinanceもこれに驚いたのか、12時間以内に2度にわたってビットコインの出金を一時停止した。
NFTといっても、画像ばかりではない。実際、Dune Analyticsによれば、直近に作成されたinscriptionsの99%はテキストだった。

出典:Dune Analytics
同時に、全ビットコイン上の取引の約6割が、Ordinals Protocol を使ったトークンであるBRC-20トークンだった。

出典:Dune Analytics
また、3月に実験的に開発された最初BRC-20トークンORDIは、8日にGate.ioへ初上場後、2ドル→28ドルにまで暴騰しており、Ordinals Protocolをめぐる熱気は続いている。

出典:CoinMarketCap
TerraやFTXの崩壊以降、仮想通貨は冬の時代を迎えているが、そんな中でも、Yuga Labs初のビットコインNFT「Twelve Fold」は、1650万ドル(約22億円)を売り上げ、調高級車ブガッティはビットコインNFTを発売する計画を打ち出すなど、快調である。