Azuki創設者、アニメコインでアニメ文化の価値再分配目指す

水澤 誉往
9 Min Read
Azuki公式HPより引用

NFTプロジェクト「Azuki(アズキ)」の創設者Zagabondが、大手NFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」とのインタビューでAnimecoin(アニメコイン)展開と今後のビジョンについて語った。2022年1月のローンチ以来、アニメ美学と深いワールドビルディングで注目を集める同プロジェクトの戦略が明らかになった。

DeFi経験からアジア文化の代表性を追求

Zagabondは元々アマゾン、グーグル勤務後、2017年から初期DeFiプロトコル「0x」で運営を担当し「DeFi」用語の創造にも関わった。2021年のNFT市場でPFPプロジェクトにおけるアジア文化の代表性不足を感じ、元Blizzardアーティストとチームを組んでAzukiを創出した。

「金融は限定的だが、アート、キャラクター、ストーリーテリングは幅広く共感される」として、ミント前の実写トレーラー公開など感情喚起を重視した創造的実験を継続している。

「ガーデン」コミュニティが100万ドル超の創作活動

Azukiコミュニティは「ガーデン」と呼ばれ、単なる投機を超えたブランドへの深い愛着で結束。ホルダーは所有キャラクターのカスタムアート制作に100万ドル以上を投じ、優れた作品は公式アンソロジーに採用されるなど運営との相互連携も活発化している。

Animecoinで文化創造者への価値還元

今年展開したアニメコインについて「多くのミームコインがNFTでコミュニティ構築するが、我々は逆アプローチを採用」と説明。強固なコミュニティを先に築き、トークンでエコシステムを深化させる戦略を取った。

「コスプレ、ファンコンテンツでアニメ業界を支えるクリエイターが報酬を受けていなかった」として、アニメコインによる価値再分配を目指す。現在開発中の「Anime.com」では、ファン交流とクリエイター支援を促進する。

NFTは表現ツールに進化

NFTの進化について「フロア価格でなく、ユーティリティが真の進化」と強調。最近$5でミントされたオープンエディション「Mizuki(ミズキ)」を例に、転売ではなくアート支援を目的とした新価値観の浸透を指摘した。

今後はweb3基盤から広範な観客層へのリーチを重視し、好評のトレーディングカードゲーム拡張と年内大型プロジェクト発表を予告している。

関連:Azuki支援「ANIME」、独自トークン発行へ|エアドロップ実施

※ 2025/8/28 15:07 タイトルに誤記あり修正しました。

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SOURCES:Opensea
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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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