アスター、エアドロップ請求が予定より早く開始──原因はタイムゾーン設定の誤り

ヤマダケイスケ
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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

パーペチュアル取引に特化した分散型取引所(DEX)「Aster(アスター)」は14日、予定よりも早くエアドロップ請求が開始された件について、システム上のタイムゾーン設定に誤りがあったと明らかにした。同社は公式Xを通じて、問題はすでに修正済みであり、既存のユーザーには影響がないと説明している。

修正版スケジュールを発表、ユーザーの公平性を確保

アスターは「ユーザー間の公平性を確保するため」として、エアドロップ申請開始時間を当初のスケジュールから前倒しする措置を実施。当初14日12時(UTC)に設定されていた申請開始時間を、13日19時(UTC)へと変更した。一方、シーズン2期間中における取引手数料の返金オプションについては、14日12時(UTC)までに手続きを完了する必要があると説明している。

アスターは「ユーザーの皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。今後このような問題が二度と発生しないよう、徹底的な社内レビューを実施いたします」と投稿内で述べた。

割当データの不備発覚、直前にもスケジュール調整

アスターがエアドロップ関連でスケジュールを調整するのは今回が初めてではない。同プラットフォームは11日、コミュニティからの指摘により、エアドロップの割当データに問題があったと報告。調査とデータ更新を行うため、エアドロップ開始が最大で10月20日まで遅延する可能性があると発表していた。

後日、アスターは最新の正確なエアドロップ割当を確認するためのチェッカー機能をオープン。これに伴い、エアドロップ申請開始を14日の12時(UTC)とする新たなスケジュールを再設定していた。

一連の対応を通じて、アスターはシステム面での整備と運営体制の透明化を進めており、ユーザーの信頼回復に努める姿勢を示している。アクシデントはあったものの、今回のエアドロップ開始をきっかけに同プラットフォームが市場での存在感を一段と高めていくことに期待したい。

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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