マルチチェーンの分散型レンディングプロトコルであるZeroLend(ゼロレンド)は16日、プロトコルの運営終了を発表した。運営チームは現在のプロトコル構造が持続不可能であり、収益モデルの維持が困難になったと説明している。
段階的な終了方針、今後の対応は公式サポートチャンネルで継続
運営終了の背景として挙げられたのが、チェーン環境の悪化だ。初期に対応していた複数チェーンで非アクティブ化や流動性低下が進行。一部オラクル提供者の撤退も重なり、市場運営の安定性確保が難しくなったという。
さらに、プロトコルの成長に伴ってハッカーや詐欺師などの悪意あるアクターから注目が高まった点も指摘。加えて、レンディングプロトコル特有の薄い利幅や高リスク構造により、損失を伴う運営期間が長期化したことも要因として示されている。
ゼロレンドは現在、ほぼすべての市場でLTV(借入担保比率)を0%に設定し、新規の借入を実質停止している状況だ。運営チームはユーザー資産の安全な引き出しを最優先事項とし、全ユーザーに対して資産の引き出しを強く推奨している。
一方、Manta
MANTAやZircuitなど流動性が枯渇したチェーンでは、市場機能の低下により一部資金がロック状態に置かれているという。これに対して運営チームは、タイムロックアップグレードを実施するとしており、加えてスマートコントラクト更新や影響資産の再分配機能を有効化する方針を示している。
なお、昨年2月に発生したBase上のLBTCユーザーに関するインシデントについても言及。チームが受け取ったLINEA
LINEAエアドロップ割当を活用し、LBTC供給者へ部分的な返金を実施するという。影響を受けたユーザーに対しては、モデレーターへの連絡やサポートチケット提出を行うよう促している。
運営チームは今後、即時停止ではなく段階的な運営終了を進める方針を示している。現時点で引き出し期限などの詳細なスケジュールは明らかにされていないが、サポート対応は公式チャンネルを通じて継続される見通しだ。
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