テザー、3,177万USDT(約49億円)を凍結──イーサリアムネットワーク上で実行

水澤 誉往
6 Min Read
ホエール・アラートより引用
Highlights
  • テザーが11月8日、イーサリアムネットワーク上で31,765,779 USDT(約3,178万ドル、約49億円相当)を凍結
  • トランザクションは日本時間11月8日午後11時36分に実行され、ホエール・アラートが検知
  • テザーは2025年、T3金融犯罪対策ユニットを通じて累計3億ドル以上の不正資産を凍結

ステーブルコイン発行企業テザーが8日、イーサリアムネットワーク上で31,765,779 USDT(約3,178万ドル、約48億円相当)を凍結した。暗号資産取引監視サービスのホエール・アラートが検知した。

日本時間午後11時36分に実行

凍結トランザクションは日本時間11月8日午後11時36分(UTC午後2時36分)に実行された。イーサリアンスキャンのデータによれば、トランザクションハッシュは「0x1a58b06442a9cb838dd26b45228f9e9744083888445d93cf6eb1c8038b7cb7e3」で、ガス代として0.000028 ETHが消費された。

出典:ホエール・アラート

凍結の具体的な理由は現時点で明らかになっていないが、テザーは法執行機関との協力や不正利用の防止を目的に、定期的にウォレットアドレスの凍結を実施している。

テザーは2024年に立ち上げたT3金融犯罪対策ユニット(T3 Financial Crime Unit)を通じ、トロン(TRON)やTRM Labsと協力して不正資産の凍結を強化している。10月31日時点で、同ユニットは累計3億ドル以上の犯罪関連資産を凍結したと発表している。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=153.42円円)

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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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