ステーブルコイン発行企業テザーが8日、イーサリアムネットワーク上で31,765,779 USDT(約3,178万ドル、約48億円相当)を凍結した。暗号資産取引監視サービスのホエール・アラートが検知した。
日本時間午後11時36分に実行
凍結トランザクションは日本時間11月8日午後11時36分(UTC午後2時36分)に実行された。イーサリアンスキャンのデータによれば、トランザクションハッシュは「0x1a58b06442a9cb838dd26b45228f9e9744083888445d93cf6eb1c8038b7cb7e3」で、ガス代として0.000028 ETHが消費された。

凍結の具体的な理由は現時点で明らかになっていないが、テザーは法執行機関との協力や不正利用の防止を目的に、定期的にウォレットアドレスの凍結を実施している。
テザーは2024年に立ち上げたT3金融犯罪対策ユニット(T3 Financial Crime Unit)を通じ、トロン(TRON)やTRM Labsと協力して不正資産の凍結を強化している。10月31日時点で、同ユニットは累計3億ドル以上の犯罪関連資産を凍結したと発表している。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=153.42円円)




