米ソラナ・カンパニー、ソラナ10万枚追加購入──総保有量230万SOL超に拡大

ヤマダケイスケ
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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米ナスダック上場企業ソラナ・カンパニーは29日、SOL(ソラナ)の最新保有状況を公表した。同社は直近で約10万SOLを新たに財務資産として追加し、子会社を含めた総保有量が230万SOLに達した。わずか1ヶ月足らずでの約5%のSOL保有量増加は、同社が進める暗号資産(仮想通貨)財務戦略の強化を示している。

SOLステーキング利回りは7.03%、ベンチマークを超過

ソラナ・カンパニーは10月6日に暗号資産による財務戦略の一環として、SOLの継続取得を発表。同日時点では220万SOLを保有していることを明かし、別に保有する1,500万ドル(約22億円)超の現金を財務戦略推進のために活用するとしていた。今回の追加取得もこの財務戦略の一環となっている。

暗号資産データプロバイダー「コインゲッコー」の最新データによると、ソラナ・カンパニーは企業によるSOL保有量ランキングで2位に位置している。3位のディファイ・ディベロップメントが約220万SOLと同社の保有量に迫っていたが、今回の追加取得により両社の差は再び広がった形だ。

また、SOLの保有量とあわせ、ソラナ・カンパニーはSOLのステーキング運用実績も公表した。同社の10月における平均グロス・ステーキング利回りは年率換算で7.03%に到達。この数字は上位10バリデータのステーク加重平均を0.36%上回っており、一貫した超過収益を生み出していることを示している。

ソラナ・カンパニーは主に機関投資家グレードのインフラを通じてステーキングを進めており、報酬を自動で再ステーキングするとしている。これにより、高い流動性と資産のカストディを維持しつつ、安定したオンチェーン収益の生成を目指す狙いだ。

積極的なSOLの取得とステーキングの強化は、「1株あたりのSOLの最大化」を掲げる同社の長期的な企業使命と一致している。今後、積極的な姿勢を示すソラナ・カンパニーがソラナエコシステムでどのような存在感を確立していくのか、その動向から目が離せない。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=152.6円)

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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