ブラックロック上級幹部、イーサリアム保有のシャープリンク共同CEOに就任

JinaCoin編集部
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イーサリアム信託「ETHA」立ち上げ実績、20年の金融戦略経験を買われ抜擢

米ナスダックに上場する「SharpLink Gaming(シャープリンク・ゲーミング、以下シャープリンク)」は25日、世界最大の資産運用会社として知られる「ブラックロック」で上級幹部を務めたジョセフ・チャロム氏を共同CEOに迎えたことを発表した。

シャープリンクは、世界最大級のイーサリアム保有企業のひとつであり、イーサリアムの普及促進を掲げてきた。今回の人事は、その姿勢を明確に打ち出すものとなる。

チャロム氏はブラックロックにおいて20年にわたり、デジタル金融やテクノロジー関連の戦略を推進してきた。代表的な成果には、現在運用資産残高が100億ドル(約1.4兆円)を超えるイーサリアム連動型上場信託商品(ETP)「iShares Ethereum Trust(ETHA)」の立ち上げがある。また、戦略的エコシステム・パートナーシップ部門の責任者として、Nasdaq(ナスダック)、Coinbase(コインベース)、Circle(サークル)などとの提携を指揮した経験もある。

シャープリンク会長であり、イーサリアム共同創設者およびコンセンシスの創業者でもあるジョセフ・ルービン氏は、「ジョセフ・チャロムほど、デジタル資産の普及に大きな影響を与えた幹部は稀です。彼のシャープリンクへの参加は、当社のイーサリアム財務戦略とイーサリアムによるデジタル経済の変革というビジョンを明確に裏付けるものです」と述べた。

チャロム氏自身も、「金融インフラと分散型金融の未来を形作る上で大きなチャンスがあると感じ、シャープリンクに入社しました。今後は、イーサリアムの価値を最大限に活用し、株主にとっての利益を高めていきたい」と語っている。

チャロム氏のシャープリンク参加は、伝統的金融の最前線にいた人物が本格的にWeb3と分散型金融の領域に参入する象徴的事例である。今後、同氏のリーダーシップが、イーサリアムエコシステムの拡張および企業の財務構造の変革において、重要な役割を果たすことが期待される。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=147.74円)

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