クオンタムソリューションズ、3ビットコイン購入──1,000万ドル調達後の初回投資を実行

shoko-koyama
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東証スタンダード上場のクオンタムソリューションズ株式会社(証券コード:2338)は6日、連結子会社GPT Pals Studio Limited(香港法人)によるビットコイン(BTC)取得完了について適時開示を行った。同子会社は8月4日から5日にかけて、合計3.004BTCを約34万4,764ドル(約5,100万円)で取得したことを発表している。

段階的購入で戦略的取得を実行

今回のビットコイン取得は、2日間にわたって段階的に実行された。8月4日に0.999BTC(平均取得単価11万4,828ドル、取得価額11万4,764ドル)を購入し、翌5日に2.005BTC(平均取得単価11万4,716ドル、取得価額23万ドル)を追加取得した。全体の平均取得単価は11万4,753ドル(約1,695万円)となっている。

この取得資金は、同社が8月1日にIntegrated Asset Management (Asia) Limitedから調達した1,000万ドルの一部を活用している。クオンタムソリューションズ、500億円超のビットコイン投資計画を発表で報じられた通り、同社は7月23日に今後12カ月で最大3,000BTC(約538.5億円)の保有を目標とする暗号資産投資事業の開始を発表していた。

TDX Strategiesとの提携で運用体制を強化

同社は7月28日には、デジタル資産サービスプロバイダーのTDX Strategies Ltd.との業務提携も発表している。クオンタムソリューションズとTDX Strategies、暗号資産投資領域で業務提携で詳細が報じられているように、この提携により専門的な財務管理サービスやトレーディングサポートを受ける体制を整えている。

取得したビットコインは四半期ごとに時価評価され、評価損益が損益計算書に計上される。同社は2026年2月期連結業績予想には今回の取得を織り込んでおらず、業績への影響が判明次第、適時開示を行う方針を示している。

日本企業のビットコイン投資拡大の一環

クオンタムソリューションズの動きは、メタプラネット株式会社やANAPホールディングスに続く、日本上場企業による戦略的なビットコイン投資の拡大を示している。3,000BTCの保有目標が達成されれば、世界の企業保有量ランキングでもトップ20圏内に入る規模となる見込みだ。

同社は今後も市場環境を見極めながら、調達した1,000万ドルの残額を活用してビットコインの追加取得を継続する方針を示している。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=147.7円)

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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