世界最大の自己管理型暗号資産(仮想通貨)ウォレット「MetaMask(メタマスク)」は15日、独自ステーブルコイン「MetaMask USD(mUSD)」の正式ローンチを発表した。月間アクティブユーザー3,000万人を超えるウォレットにネイティブ統合されたステーブルコインの登場により、暗号資産エコシステムの利便性が大幅に向上する。
Bridge・M0プロトコル基盤、米国債担保の堅固なインフラ構築
mUSDはBridge.xyzが発行し、M0プロトコルで稼働する本格的なドル連動ステーブルコインだ。短期米国債を担保とし、規制準拠の管理体制で1mUSDにつき1ドル相当の資産を準備金として保有する。
コントラクトアドレス: 0xaca92e438df0b2401ff60da7e4337b687a2435da
イーサリアム・Lineaで展開、強力な流動性提供
mUSDはイーサリアムメインネットとLinea(リネア、EVM互換レイヤー 2)で利用可能で、特にリネアでは強力な流動性とインセンティブを提供する。メタマスクのスワップ・ブリッジ機能に完全統合され、シームレスな取引体験を実現する。
MetaMaskカードで世界1.5億店舗決済
最大の特徴はメタマスクカードとの連携だ。世界1億5,000万店舗以上のマスターカード加盟店で直接決済が可能となり、暗号資産と現実世界の橋渡し役を果たす。これは自己管理型ウォレット発のステーブルコインとして業界初の取り組みとなる。
最低コストのフィアット接続、DeFi完全対応
mUSDは以下の革新的機能を提供:
- 最低コストのフィアット・オンランプをメタマスク内で提供
- ネイティブサポートでスワップ・ブリッジ取引を最適化
- DeFi プロトコル、レンディング市場、DEX(分散型取引所)との完全統合
- カストディアルプラットフォームでの幅広い利用
暗号資産業界の新章、TradFi・DeFi架け橋
mUSDはウォレットネイティブステーブルコインとして、オンランプ・保有・運用・決済までメタマスク内で完結する統合体験を提供する。ステーブルコインはDeFiの根幹を支え、取引・レンディング・送金において重要な役割を果たすとともに、伝統的金融(TradFi)とDeFiエコシステムの架け橋として機能する。
現在価格は1.00ドルで安定推移しており、時価総額は1,763万9,001ドルに達している。
市場データ:
- 現在価格:1.00ドル(+0.22%)
- 時価総額:17,639,001ドル
- 史上最高値:1.01ドル
- 史上最安値:0.97ドル