JinaCoinでは、2026年3月からSTEPN GOの活動連載記事を掲載してきました。その中でSTEPN GOの独自トークンであるGMTやGGTが下落し、STEPN GOをプレイして稼ぐのが厳しい状況となっています。そのような状況下でも精力的にSTEPNやSTEPN GOの活動が盛んなコミュニティである「Japanese Fan Community」の管理・運営にあたっている鈿女(うずめ)氏とsullivan(サリバン)氏に、コミュニティの魅力、そして日々稼ぐことが難しくなっているSTEPNやSTEPN GOを継続できている理由など伺いました。
取材日:2026年1月27日
仲間から話を聞いてSTEPNに参入
── 簡単にお二人の自己紹介をお願いします。
<鈿女氏>:Japanese Fan Communityのアドミン(管理者)をしています鈿女です。日頃はWeb3関連のプロジェクトの支援やサポートを行っています。現在、主に携わっているのはEndlessというL1チェーンのモデレーターを務めています。STEPNとの出会いは2022年1月にAxie Infinity(アクシーインフィニティ)など他のBCG(ブロックチェーンゲーム)をプレイしていた流れから、このSTEPNのプロジェクトを知りました。
「歩いて稼げるゲームがはじまる」と仲間から話を聞いていたのですが、少し寒い時期だったので、歩くのが嫌だなと思いつつ少しプレイ開始を控えていました。それでしばらく様子を見ていたのですが、意外とSTEPNが盛り上がってきたので、盛り上がりに乗せられて少しだけ歩いてみようと思い、2022年2月の初めに、STEPNを始めました。STEPN GOは最初のラッフルミント(※1)に当たりませんでしたので、スニーカーを購入せず、レンタルのみでのんびり続けております。
※1 ラッフルミント:GMTやFSLポイントを使用してチケットを購入し、各プロジェクトに早期アクセスできたり実際に使用できるNFTをお得に購入できるチャンスを得たりする機会。
ー ありがとうございます。sullivanさんも自己紹介をお願いします。
<sullivan氏>:私は元々、仮想通貨のトレードを行っていました。私も2022年1~2月ぐらいに仮想通貨が暴落をして冬の時代と言われたところに、ちょうどトレード仲間の「まーふぃーさん(※2)」から「STEPNというBCGがあるから、やってみない?」と誘いを受けました。
※2 まーふぃーさん:仮想通貨投資家兼インフルエンサーで、Xのフォロワー数7万人。https://x.com/MurphyBTC
そこでSTEPNのようなトレード以外で仮想通貨を稼げるのを知り、トレードをしなくても稼げるものがあるならプレイしてみようかなと考えて参入しました。STEPN GOに関しては、自分で自己資金を投入して参入するつもりは無かったのですが、運良くスニーカーをいただき3足ほど揃ったので、軍資金ゼロで参入し、今も継続して歩いています。
STEPNの初期費用はすでに原資回収できた
ー STEPNやSTEPN GOを開始するにあたって、初期費用はどのくらいかかっていたのでしょうか?
<鈿女氏>:(STEPN)最初に購入したスニーカーは当時のレートで94,786円でした。これを2足購入し、運動を始めたので、初期費用は18万ぐらいですね。2足購入して、原資回収できたのが3月中旬ぐらいでしたから、1ヶ月半ぐらいで、回収できたことになります。
ー 1か月半で回収できたのは、かなりすごいですね。
<鈿女氏>:はい、STEPN GOでは、レンタルゲストとして参加しているので、初期費用なしで続けています。
ー sullivanさんは、いかがでしょうか?
<sullivan氏>:初期投資5万円ぐらいですね。先にお話したまーふぃーさんから、一足コモンのスニーカーをいただいて一足だけで続けていたのですが、買い足しました。初期投資5万円ぐらいですね。スニーカーの価格が上がった時、私も原資回収を先に済ませましたので、今はトークンやスニーカーの価格が暴落しても影響なく、のんびり運動しています。
ー 初期に始めた強みが、お二方にそれぞれにあったのですね。
Japanese Fan Communityの魅力
ー ここからは、Japanese Fan Communityについて、もう少し詳しくお伺いさせてください。Japanese Fan Communityの概要を簡単にお聞かせいただければと思います。
<鈿女氏>:設立は2022年6月で「一人で歩くのもいいけれど、みんなで歩けばもっと楽しい」というスローガンで、全国のSTEPNのプレイヤー達をつなげる場として誕生しました。当初は私を中心にSTEPNのアンバサダーの方達で20名ぐらいの大所帯の中心メンバーが在籍していました。ただ、色々事情があり、現在は私とモデレーターが2人、sullivanさんと瑞鶴(ズイカク)さん。他にはガイドというお手伝い役として、北海道のSUGADETH(スガデス)さんと東京のまいけるさんに参加していただいており、合計5人で運営をしています。コミュニティのDiscord内には47都道府県のチャンネルがあり、地域ごとのオフ会やイベント開催などに活用していただいております。
ー ありがとうございます。私もコミュニティに参加させていただいてますが、北海道にチャンネルがあったのは嬉しかったです。
<鈿女氏>:地域の話題や住んでる人だけの共通の話題があると、最初から親近感を持って付き合えると思います。「いつもどこ歩いてる?」「そこの道よく歩くんだよ」といった共通の話題が出やすいですよね。
ー そうですね。実際2025年10月のMEETUPに参加した際に、初めて会う人ばかりで少し不安だったのですが、同じSTEPNやSTEPN GOという共通の話題があったので馴染みやすかったです。最初20人ぐらいから始まり、約4年で3,000人弱ほどに増加したのは、イベント開催を行うようになってから急速に増加したのでしょうか?
<鈿女氏>:そうですね。全国MEETUPの影響が大きかったと思いますね。4年間で7回開催し、本当は全47都道府県で開催したかったのですが、現状は40都道府県ぐらいで終わってしまっています。全国MEETUPに参加したいからDiscordに入る方が多数いました。全国でイベント開催して、継続して開催できたのが大きかったですね。コミュニティの設立は2022年6月でしたが、その前の2022年5月にトークン価格の大暴落が起きた後に立ち上がっているわけです。大きく儲けが出て大騒ぎになってる時であれば、コミュニティが盛り上がるのは分かるのですが、大暴落後、STEPNに対して不満が出ている中、コミュニティを立ち上げて徐々に人数が増えているのはすごいことだと思います。
ー ありがとうございます。コミュニティは4年間程の歴史だと思いますが、ここまでの歴史やターニングポイントみたいなものがあればお聞かせください。
<鈿女氏>:色々ありすぎて忘れてしまいました(笑)。先ほどお話の通り、コミュニティを立ち上げようと考えたのはトークン価格の暴落中でしたので、コミュニティを立ち上げること自体どうなんだというものがあり、大変悩んでいました。コミュニティを作ろうと考えたのは、トークンの大暴落でSTEPN公式のDiscordが荒れていまして、少しでも不満を言うとバン(アカウント停止)されるといった、少しの愚痴も許されないような雰囲気があり、もっと自由に話せる場がほしいと感じていたのが最初のきっかけです。
普通、トークンが暴落したら皆さんコミュニティから離れてしまうことが多いです。このSTEPNに関しても同様に、みんな離れていくだろうと思っていました。しかし、誰も離れずいつものメンバーがいつも通りに集まり、変わらず歩き続けてて楽しそうにしていますし、これは他のプロジェクトと違うなと感じたんです。もしかしたら、この先GST
GST(STEPNのトークン価格)が1円以下になってしまうかもしれませんが、それでも皆さんが参加し続けるコミュニティになるかもと感じました。
それで、コミュニティを立ち上げるのであれば、今しかないと思ったんです。さらにトークン価格が下がり、プロジェクトから離れる人が増えていくので、不満も出ていますが、熱がある内に囲い込みをしなければと思い、急いでコミュニティを立ち上げることにしたのです。その後、トークン価格は確かに下がりましたし、運営も色々ミスもしたので参加メンバーから不満が出るなど、本当に色々ありました。ただ、皆さんSTEPNを通じて歩く習慣ができましたし、仲間との関わりが楽しいというのをそれぞれメンバーが感じているのが分かったので、このコミュニティという受け皿を作り、自由に楽しい感じにするのが大事だと思ったんです。
また、オフ会のように実際にSTEPN仲間の顔を見て話すと、トークン価格が暴落して悲しかったのは自分だけでなかったとか、この先STEPNがどうなるのだろうという不安に思っていたのが自分だけでないと分かるのも嬉しかったですね。そういったオフ会を全国に広げていきたいというのもコミュニティを立ち上げた理由の1つです。
また、地方にいる人達は、東京や大阪へのイベントにはそうそう行けないので、地方でも近所のSTEPN仲間と集まれる機会を作りたいなという構想がありました。そのため、コミュニティのDiscordに47都道府県のチャンネルを作り、まずはこのチャンネルの中で仲間を探して近所の人と集まる機会を作ってもらおうと考えた構成にしています。ただ、いきなりオフ会に参加するのは不安があると思うので、その不安を取り除くために、どうしたら安心して参加できるオフ会にできるだろうか考えてできたのが、全国MEETUPです。
MEETUPに参加することで(STEPNやSTEPN GOにたいして)嫌になっていた気持ちが盛り上がったり、特定の人達に会いたいから続けようと思えたりなど、稼ぐためにプレイするのではなく、健康やコミュニティの仲間と一緒に楽しく過ごしたいから続けるという人が増え、継続しています。これが、離脱しない理由の1つであり、徐々に人数が増えていく理由の1つだと思います。
STEPNやSTEPN GOを続けられる理由
ー STEPNやSTEPN GOの開始に比べれば、トークンの価格が下がってしまっていますが、プレイを辞めたいと考えたことはなかったのでしょうか?
<鈿女氏>:特にないですね。早々に原資回収できていたのもありますが、コミュニティのつながりが大きいです。先ほどsullivanさんのお話にも出てきたインフルエンサーのまーふぃーさんが話していたのですが、STEPNはコミュニティに所属するためのパスみたいなものだと言われていました。
コミュニティを通じて仲良くなった人たちと一緒においしいものを食べに行ったり、遊びに行ったりとか大人になってから共通の趣味で繋がれる出会いはとても貴重だと思います。というわけなので、現状トークン価格は気にしていないです。
ー ありがとうございます。STEPNやSTEPN GO、コミュニティを継続している理由はありますでしょうか?
<鈿女氏>:sullivanさん、いかがですか?
<sullivan氏>:僕も継続できている理由は、人との繋がりの比率が大きいですね。正直、仮想通貨のトレードだけ行っていたら、おそらく今自分が知り合ってきた人たちには出会っていなかったと思います。そのくらいSTEPN始めて知り合えたり、出会えたりした人たちが今の自分にとって宝物ですね。本当に利益よりも人との繋がりが非常に大きいので、その点が続けられている一番の理由です。その点が、トークン価格抜きにした価値なのかなと思います。
STEPN(STEPN GO)やコミュニティーの未来は?
ー それではSTEPN(STEPN GO)やコミュニティーの未来について質問をさせていただこうと思います。お二人は現状FSL(STEPNやSTEPN GOの開発・運営をおこなう会社)に対して、要望はございますでしょうか?
<鈿女氏>:特には無いのですが、強いていえば、今実施しているような100km歩かせるような大変なチャレンジではなく、誰でも参加できる形式のイベントを開催してくれると良いなと思っています。STEPNやSTEPN GOのほとんどの参加者はライトユーザーなので。
ー 確かにそうですね、sullivanさんはいかがですか?
<sullivan氏>:僕も同じですね。一部の人だけが楽しめるイベントを開催しても、自分には関係ないと思って参加しないと思ってしまいますので。プレイしている全ての人が参加できるようなイベントを開催してくれることを優先すべきではないかと思います。
<鈿女氏>:やはりイベントを実施するなら、一足しか持ってない人や、走らないで歩いてるだけの人が大半だと思いますので、そういった人たちが参加できるイベントを開催してもらいたいのが一番の望みですかね。
ー ありがとうございます。今後トークンであるGMT、GST、GGTの価格は回復されていくと思われますか?
<鈿女氏>:よほどのことがない限り大きく上がらないと思います。仮に何かきっかけがあって価格が上がったとしても一時的で、すぐに下がると思いますね。STEPNの運営もガバナンストークンのGMT
GMT より GGUSD(※3)の方を重視しているように感じられるので、今後そんなに上がることはないかなと思っています。
※3 GGUSD:「Good Game USD」の略で、アゴラファイナンスと連携してFSL(Find Satoshi Lab)が発行するステーブルコイン
<sullivan氏>:僕も基本的には考えは同じです。付け加えるとしたら、STEPNに限らず BCGのトークン自体、価格が上がり続ける仕組みになっていません。ユーザーが多く入れば、一時的に価格が上がるのですが、そこが天井であとは価格が落ちていくだけ。結局トークンが別の形で使われる機能や運営が買い支えするような別の資金源がなければ、投資家や投機家が購入することは、まずないと思います。そのため、価格を回復させるのはBCG全般において難しいかなと感じています。
ー 今後、どのようにコミュニティを運営していきたいとお考えでしょうか?
<鈿女氏>: 実は我々のコミュニティは、今年に入ってプチリニューアルをしました。コミュニティ名の最初に付けていた【STEPN】を外したのです。今は、Japanese Fan Communityです。もともと【STEPN】は最初に付いていなくて、ただのFan Communityだったのですが、大きなイベントを開催する時に分かりやすくするため、一時的につけていたものです。それがなんとなく定着してしまいました。コミュニティを立ち上げて4年程経ちましたが、当初は初心者でSTEPNしか知らなかった方や、STEPNしかプレイしていなかった方が多かったのですが、今では皆さん他のMove to EarnやWeb3プロジェクトに触れるようになってきています。
そのため、今後はSTEPN専門コミュニティというよりも、STEPNやSTEPN GOで知り合った仲間と一緒にWeb3を楽しむコミュニティへと変化していく予定です。そして、STEPNやSTEPN GOだけに限らず、他のMove to Earnとのコラボイベントも開催していこうと思っています。
他にもWeb3界隈に入ってきた方々に、他にも面白いプロジェクトがあることを知ってほしいですし、同時にリスク管理の大切さも学んでほしいんです。将来的にそういった勉強会とかも開催できたらと思っています。
ー ありがとうございます。より有益な情報が得られるコミュニティに進化していくと感じました。sullivanさんもお伺いさせてください。
<sullivan氏>:正直なところ、STEPNが今後永久に続いていくことはないと思っています。そうなった時に、皆さん他にやることがなくバラバラになってしまうと、コミュニティの意味がなくなってしまいます。せっかくSTEPNをきっかけにWeb3の世界に入り、仮想通貨に触れる機会を得られたと思うので、STEPN以外に色々なものに興味を持っていただき、その先も色々なプロジェクトを続けていけるようなコミュニティにしていきたいと思います。
その意味では、STEPN以外の新しいプロジェクトの話を共有して皆さんと楽しんでいきたいです。また、自分の資産を自分で守っていく必要がありますので、自分で判断する力もつけてもらいたいなという思いがあります。その点もみんなで学んだり、経験できたりするコミュニティにしていきたいです。
ー ありがとうございます。それでは最後の質問になりますが、仮想通貨やMove to Earnが好きなJinaCoinの読者に向けて、一言ずつお願いします。
<鈿女氏>:STEPNはもちろん、他のMove to Earnを語るチャンネルもあります。ぜひ気軽に遊びに来ていただければと思います。また私たちのコミュニティとコラボしたいといったご相談も大歓迎です。よろしくお願いします。
<sullivan氏>:BCGや仮想通貨、Web3の話だけではなく、日常的な飯テロのチャンネルとか、あとは僕は今推し活をしてるので、推しのアイドルのチャンネルとか、我々のコミュニティにいるユーザーさんが自分で作れるチャンネルもあります。
本当に皆さんそれぞれの好きを共有できるコミュニティになっていますので、ここに来れば自分の知っている仲間がいると思ってもらえるようなコミュニティであればと思ってます。STEPNをプレイしていないから入れないという感じでもなく、仮想通貨やWeb3、BCGに関わってる人たちがいるコミュニティだと思って、気軽に遊びにきてくれれば、大変嬉しいです!
おわりに
Japanese Fan Communityの鈿女さんとsullivanさんにお話を伺いました。STEPNやSTEPN GOのトークン価格が下がっている今、色々な人との繋がりが、今でもSTEPNやSTEPN GOを継続できているのだなとインタビューから感じました。皆さんの素敵なサードプレイス的な居場所として、Japanese Fan Communityに入ってみるのも良いと思えた時間でした。
<鈿女氏プロフィール>
Japanese Fan Communityのアドミン(管理者)。
日頃はWeb3関連のプロジェクトの支援やサポートを手がけている。
STEPNには2022年2月から参加し、STEPN GOも含めて現在プレイを継続している。
鈿女氏Xアカウント:https://x.com/girl42671345
JapaneseFan Community Discord:https://discord.com/invite/fPtJa4fhrq
<sullivan氏プロフィール>
Japanese Fan Communityのモデレーター。
仮想通貨のトレードを元々行っていたが、トレード仲間からSTEPNのことを聞き、2022年1~2月にプレイを開始。現在でもプレイを継続している。
sullivan氏Xアカウント:https://x.com/aloha_sullivan



