ナスダック上場のHyperion DeFi(ハイペリオン・ディファイ:HYPD)は25日、分散型取引所Hyperliquid(ハイパーリキッド)のネイティブトークン「HYPE」を17万6422枚追加取得したと発表した。これにより同社の総保有量は171万2195枚となり、平均取得価格は38.25ドルとなった。同社としては4回目のHYPE買い増しとなる。
ハイパーリキッド参入に向けた布石
同社の暫定最高経営責任者であるヒョンス・ジョン氏は「今後のメインネット更新により、HyperCoreで適格なクオート資産として認定されるには最低20万HYPEのステーキングが必要となる。これは新しいエコシステム展開に直接参加する機会と捉えている」と述べた。
追加保有分は、HyperCoreとHyperEVMの両方で収益創出機会への展開が予定されている。HYPEはハイパーリキッドのネイティブトークンで、ステーキングされたHYPEは特に、取引手数料の削減と紹介ボーナスの増加を通じてユーザーにユーティリティを提供する。
ハイパーリキッドは70ミリ秒のブロック時間で高頻度取引に最適化されたレイヤー1ブロックチェーン。2025年9月時点で、取引手数料により3000万HYPE以上が自律的に隔離されており、HYPEトークンは時価総額で第13位の暗号資産となっている。
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