グーグル、ポリマーケットとカルシの予測市場データを検索結果に統合

水澤 誉往
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Highlights
  • グーグル・ファイナンス、暗号資産ベース予測市場のカルシ・ポリマーケットとデータ統合を発表
  • GDP成長率やFRB金利決定など将来イベントの確率を検索ボックスから直接確認、時系列で視覚化
  • ポリマーケットはイーサリアムベース分散型、カルシはCFTC規制下で暗号資産決済対応

グーグルは6日、AI搭載の金融情報プラットフォーム「グーグル・ファイナンス」に予測市場データの統合を発表した。暗号資産(仮想通貨)ベースの分散型予測市場プラットフォーム、カルシとポリマーケットのデータにアクセス可能となり、将来の市場イベントに関する「群衆の知恵」を活用した分析が可能になる。

予測市場でGDP・金利予測を視覚化

ユーザーは「2025年のGDP成長率はどうなるか」「12月のFRB金利決定はどうなるか」といった質問を検索ボックスから直接入力することで、市場における現在の確率と時系列での変化を確認できる。グーグル・ファイナンスのインターフェースで予測市場データが視覚化され、投資判断の材料として活用可能だ。

ポリマーケットは、イーサリアムベースの分散型予測市場プラットフォームとして、2024年米大統領選挙の予測で注目を集めた。一方、カルシは米商品先物取引委員会(CFTC)の規制下で運営される予測市場取引所で、暗号資産決済に対応している。

予測市場データは今後数週間で展開され、まずラボユーザーから利用開始となる。グーグルはこれまで米国のみで提供していた新グーグル・ファイナンスを、今週インドへも展開開始した。

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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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